東照宮 陽明門
白、金、黒を基調に赤や緑を交えた極彩色。規模はそれほど大きくないが、表情の異なる竜など約500の彫刻が施され、当代の建築、装飾技術の粋を注ぎ込んでいる。一日見ていても飽きないことから「ひぐらし門」とも呼ばれている。
東照宮唐門
小さな門ですが、東照宮で最も重要な本社の正門です。江戸時代には御目見得以上の幕臣や大名だけが使用できました。現在も正月や大祭などの祭典や国賓に相当する参拝者しかくぐれません。全体が胡粉で白く塗られ、紫檀や黒檀で細工された寄木の昇竜・降竜が門柱にはおり、その他様々な彫刻が施され、建物全体が工芸品のような美しさです。
日光世界遺産
日光街道のゴール地点世界遺産に登録された歴史的芸術的建築物を堪能する。
東照宮本殿、石之間、拝殿
本殿、石之間、拝殿が一体化した権現造りの本社が東照宮の中心を成しています。本殿は桁行5間・梁間5間・背面向拝1間・入母屋・銅瓦葺き、石之間は桁行3間・梁間1間・両下造・銅瓦葺き、拝殿は桁行9間・梁間4間・入母屋・正面千鳥破風・軒唐破風・向拝3間・銅瓦葺きです。拝殿には「将軍着座の間」・「法親王着座の間」があり、天井は格天井で格それぞれ異なった竜が狩野一派によって描かれ百間百種の竜と呼ばれています。本殿は神仏混合の名残が見られ、内陣や内々陣などが設えられ東照大権現が安置しています。
間藤水力発電所跡
木炭に代わるものとして、ドイツのヘルマン・ケスラー技師の勧めにより古河市兵衛が間藤に鉱山施設として日本初の原動所(水力発電所)を完成させました。現在では、直径1mの鉄管の一部が上の平がけ下にあり、原動所は煉瓦造りの基礎のみが往時を物語っています。また、水力発電所跡も渡良瀬川河床で見られます。