千鳥ケ淵
堂々とした武道館をバックにして濠の四方を美しい緑に囲まれた風景は都心とは思えぬ美しさ。濠沿いには約800mのガーデンロードの愛称で親しまれている緑の散歩道が続く。この千鳥が淵の名は,冬に都鳥などが多く集まるところからきたとも,V字形の濠の形が千鳥に似ているからともいわれている。
鳩山会館
日本近代政治を4代にわたり政治家を輩出してきた鳩山家の洋館、鳩山家の資料等を展示している。またバラに飾られた庭園も公開。
カナル カフェ
外堀にのぞむテラス席は心地よい風が吹き抜け、都心とは思えないほど静か。テラス席と店内を隔てるガラス戸は天気の良い日には開かれ、店全体がオープンエアに。心地よい風を受けながら窯焼き自家製ピザなどのイタリアンを味わおう。散歩の途中に寄るならセルフサービスで料金も手軽な軽食コーナーがお薦め。
夏目漱石旧居跡(猫の家)
文豪夏目漱石(1867〜1916)の旧居跡。ここには、イギリスから帰国後の明治36年から3年間住んだ。この間、東京大学英文科・第一高等学校の講師として活躍する一方、処女作『我輩は猫である』を執筆し、この旧居は作品の舞台となった。『倫敦塔』『坊ちゃん』『草枕』等を次々に発表したところでもある。なお、家屋は愛知県犬山市にある「明治村」に移築され公開されている。現在は、案内板がある。
市ヶ谷フィッシュセンター
JR市ヶ谷駅を降りると目の前に広がる、のどかな釣堀。貸し竿は100円、エサ代80円と低料金で道具が揃うので手ぶらで遊びに行ける。50cm以上もある大物のコイを狙うもよし、「ミニフィッシング」で金魚釣りを楽しむもよし。また釣れた魚は1時間につき1尾持ち帰ることができる。隠れた人気スポットだ。
森鴎外旧居跡
森鴎外が明治25年から大正11年に没するまでの住居跡。2階から江戸湾が見えたことから,家を観潮楼と名付けていた。現在は文京区立鴎外記念本郷図書館となり,その一室を記念室として遺品を保存展示している。
昌平坂(団子坂)
五代将軍綱吉が聖堂を湯島に移したため,孔子の故郷、昔の中国魯の国、昌平卿にちなんで呼ばれた。
観潮楼跡
森鴎外が住居の二階書斎を増築しここから海が見えることから「観潮楼」と命名した。ここでは、観潮楼歌会が開かれ、毎回有名な作家や、歌人達が参加した。
岩波ホール
1968年のオープン当初は古典芸能や学術講座などの催しを行っていたが、1974年以降、個性的な映画を上映するミニシアターとして長い歴史を刻んできた。大手興行会社が扱うことの少ない欧米以外の作品や日本映画の名作など、独自の観点で選び抜いた作品を上演。その選択眼は映画ファンに定評がある。
春日局の墓
徳川三代将軍家光の乳母であった春日局の墓。家光成人後は大奥に権勢を振う。原則非公開。
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