水口城跡
寛永11年(1634)三代将軍家光が、小堀遠州に命じて、東海道の要衝、水口に城を築かせた将軍家専用の御殿。天和2年(1682)加藤明友の入封を機に、水口藩の居城となる。城跡には、矢倉を復原した水口城資料館がある。県指定史跡。
垂水斎王頓宮跡
斉王の伊勢への旅の宿泊所。土手や井戸跡が残る。
岡山城跡
天正13年(1585年)豊臣秀吉の重臣、中村一氏が水口の大岡山に築城。その後、塩田長盛、長束正家とつづく。関ケ原の戦いで長束正家が西軍についたため落城。城跡には郭や堀、石垣等がのこり、眺望がよい。◎長束正家(?-1600)栗太郡長束生れ。豊臣政権の五奉行の一人。大蔵大輔、水口城五万石の城主。関ケ原戦に西軍に加わり、蒲生郡中之郷に逃れ、弟伊賀守と共に東軍に囲まれ自刃。
藤房卿遺跡
後醍醐天皇の臣、万里小路藤房卿の遺跡。
廃少菩提寺跡
良弁開山の廃少菩提寺跡で多宝塔、石仏などが散在する。
土山本陣跡
旧東海道にあり昔の面影をとどめる。寛永11年(1634年)三代将軍家光が上洛の際に設けられた。江戸時代は諸候、宮家の宿泊・休憩所として使われた。
紫香楽宮跡
聖武天皇が恭仁宮の離宮として造営したが,2年9カ月で歴史から消えた短命の都跡に関連した寺院遺跡、300以上の礎石が残る。
仙禅寺跡磨崖仏
別名、岩谷観音。