嵯峨野トロッコ列車
今は使われていない旧山陰本線の一部を、トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの片道7・3キロメートルを約25分で結ぶ。春は優雅な山桜、夏は涼感の川のせせらぎとセミ時雨、秋は絢爛の紅葉、冬は情緒な雪景色と保津川渓谷の四季おりおりの美しさが満喫できる。1ヵ月前よりJR西日本で前売券販売。
嵐山モンキーパークいわたやま
京都にこんなところがあったなんて!と誰もが驚く穴場スポット。渡月橋の南詰めあたりから登る岩田山は標高155mの小高い山で、なんと猿の楽園。水道を上手に使いこなし、人間に動じないマイペースなニホンザル160頭が生息している。20分ほど登った所が展望台になっていて遠景を楽しむことができる。
美空ひばり座
国民的アイドルだった美空ひばりさんの記念館。衣裳やアクセサリーなど1万点にものぼる資料が展示され、楽屋やショー劇場、自宅リビングにいたるまで再現されている。最後、大スクリーンでひばりさんが「川の流れのように」を熱唱するフィナーレは感動的だ。ひばりさんのグッズ販売コーナーもある。
Bruce
作業場の一角にある四人も入れば超満員の店には、約500種類の人型ペンケース「ピープル」が並ぶ。全て手作りでいろいろな素材と色があり、どれにしようか迷いそう。使い易さではなく、遊び心をくすぐる商品だ。二人の似顔絵をあしらったピープル(3500円・10個〜)は、結婚式の引き出物にお薦め。
あだしのまゆ村
化野念仏寺に続く参道に面したまゆ人形のお店。小さなまゆ玉ひとつひとつの形を生かし、ネコやフクロウをモチーフにしたまゆ人形はどれも優しい手触りで愛らしい表情。古の嵯峨の歌を詠んだ色紙にまゆ人形をつけた『竹色紙』は趣があってお土産にグッド。併設の「人形塾」では約1時間でまゆ人形が作れる。
落柿舎
松尾芭蕉の門下・向井去来の住居跡
嵐山よしむら
建物は元々日本画家のアトリエだったもの。お客を迎える玄関の額は魯山人の書、目の前には渡月橋、風流この上ない場所で美味しい手打ちそばが頂ける。毎日石臼で粉を挽き茹でたてを提供。殻ごと挽いた香り高い細めのそばにカツオの効いたつゆがよく絡む。とろりとした蕎麦湯も旨い。小学生未満は入店不可。
かぐや姫竹御殿
西山は竹林の里で、「竹取物語」のかぐや姫のふるさとだという説もある。苔寺にほど近い「かぐや姫竹御殿」は、竹職人として有名だった長野清助が27年かけてたった一人で造ったものだそうだ。建物は金閣寺を模して造られたらしい。御殿の中に入って、折り紙に願いを書くと叶うという面白い体験もできる。
京小物衣笠
平安時代に香水の変わりに女性が身に付けたという匂い袋を、独特の箱に入れた『ねじり箱』を最初に作った店。金糸を織り込んだ金襴という西陣織の布を使い、絢爛な装い。他にも西陣織りのネクタイや、京七宝、京象嵌など京都にゆかりのある品々が豊富にそろう。ちりめんの布を使った携帯ケースが人気。
音戸山山荘 畑善
大邸宅が並ぶ住宅地の急坂を上りきったところに佇む「畑善」。喧騒から離れた隠れの地で、少人数の客だけをもてなす山荘を持ちたいと、京都の町なかから移転。呉服商の住まいだった屋敷は廊下も広く天井も高い。そんな贅沢な空間で伝統的な京懐石をいただこう。テーブル席からは仁和寺の五重塔が見える。
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