養翠園
1818年(文政元年)紀州藩十代藩主治宝が8年の歳月をかけてつくった西浜御殿の別邸。徳川中期の代表的な武家庭園、池泉回遊式庭園である。中国の西湖を模したとされる三ツ橋が独特の風情を見せている。池には海水が引き入れられており、時折海の小魚が飛びはねたりする。数寄屋造りの養翠亭や、表千家了々斎作二畳台目の茶室・実際庵などが趣深い姿で建っている。5月上旬はカキツバタの花も美しく咲き競う。国指定名勝。
和歌山県和歌山市西浜1164
番所庭園
雑賀崎西端にある、和歌浦湾に突き出た岬「番所(ばんどこ)の鼻」にある芝生の庭園。この岬は江戸時代より紀州藩の見張り番所が置かれた場所であったことから「番所の鼻」と呼ばれており、番所庭園は見張り番所の跡地を整備したものである。紀伊水道に浮かぶ大島(男島)中ノ島(女島)双子島を望む景勝地で、夕日の名所としても知られています。
和歌山県和歌山市雑賀崎629
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紅葉溪庭園
和歌山城内北側、西の丸庭園で自然の起伏を巧みに利用した紀州藩祖徳川頼宣が造営した江戸初期の庭園。色鮮やかなモミジが池の水面に映えて、鳶魚閣(えんぎょかく)を彩り、趣深い秋の風情が感じられます。庭園内の茶室紅松庵においてお茶をいただけます(有料450円・茶菓子付)。また、庭園の隣には西の丸と二の丸に架かる廊下橋「御橋廊下」が復元されました。斜めに架かる廊下橋として全国的に珍しい構造となっています。
根来寺庭園
庭園は山畔を利用して作られ、奥には池に注ぐ2段の豪華な滝石組がみられる。池中は鶴亀の低い中島と、筋ちがいにかけられた石橋が美しい調和をみせている。
和歌山県岩出市根来2286
粉河寺庭園
本堂前にひろがる桃山時代の枯山水庭園。石組にサツキやソテツが植込まれ真中を石段が登っている。
温山荘園
大阪の実業家新田長次郎氏が大正時代自ら設計して作った庭園で総面積66,500平方m。個人の庭園としては関西第一といわれ、自然の景観をとり入れた庭園美が楽しめる。
長久邸
約3,000坪の美しい泉庭がみどころで。庭園の中には1,000坪の池があり、四季折々の風情が楽しめる。