龍神温泉
紀州の屋根といわれる護摩壇山の山麓に抱かれ、安珍清姫で名高い日高川の最上流部の渓流沿いにある湯。肌を白く美しくすることから、上州の川中温泉・山陰の湯ノ川温泉とともに日本三美人の湯として知られている。今から360余年前、紀州の殿様徳川頼宣公がこの温泉を大変気に入られ、浴室を設け、それを毎亥の年ごとに藩費をもって改築したり、この地に遊ぶため特命をもって旅館を造営させるなど、いわば紀州の殿様の別荘地としてゆかり深い温泉である。◎龍神温泉元湯温泉街中ほどの橋のたもとに立つ公営の共同浴場。男女別の湯船からは目を洗うような日高川の清流が望まれる。湯はラジウム含有量が豊富な純重曹泉、48度。肌をしっとりさせる泉質のため、美人の湯の誉れが高い。他に創傷・火傷・胃腸病などにも効果がうたわれている。外には、岩風呂風の露天風呂も男女別に併設されている。/7時〜21時(6月〜9月は6時〜21時)/無休/TEL(0739)79-0726
白浜温泉
南紀を代表する古くからの名湯。ハマチ養殖のいかだが浮かぶ田辺湾や、白い砂浜の白良浜沿いにホテルや旅館が明るい海を背景に立ち並んでいる。太平洋に面した湯崎の突端、波に洗われる岩場に「崎の湯露天風呂」がある。天然の大きな岩くぼにたたえて湯煙を立てつづけるこの湯は、日本書紀・万葉集などにも登場する。潮騒を耳に、太平洋に沈む夕日を眺めながらの入浴は、まさに大尽気分。入湯料は無料。このほか、奈良朝風のユニークな建物で、二つの泉質の異なる温泉を同時に楽しめる公衆浴場「牟婁の湯」や、「白良湯」、水着着用の露天風呂「しらすな」がある。◎牟婁の湯、温泉街中心に立つ、太平洋に面した鉄筋2階建の、奈良朝風のユニークな建物。浴室は鉄平石張り。湯船はまん中で2つに仕切られ、重曹泉83度と、食塩泉75度の2種類の湯があふれている。湯はリューマチ・運動器障害・創傷・火傷・慢性湿疹・婦人病・更年期障害などに効く。/7:00〜23:00(木曜12:00〜23:00)/TEL(0739)43-0686◎崎の湯、白浜温泉街の南、紀伊水道に小さく突き出した湯崎半島の先端近く。海に臨んだ荒磯の、天然の砂岩の窪みに湧き出した野趣満点の露天風呂。三方を竹垣で囲い、山門のような入口が設けてあり、左手が男性、右手が女性と男女別になっている。/8:00〜18:30(9〜6月中旬は8:00〜17:00)/第四水曜日休/TEL(0739)42-3016
日置川温泉渚の湯
志原海岸沿いに湧く。
椿温泉
白浜温泉の南約8km、湯治の効能で有名な椿温泉があります。小さな入江に面して旅館が建ち、背後には山が迫っている。効能の大きい湯として知られ、長期滞在の多いところだが、リゾートマンション・観光客向けの旅館も増えている。冬暖かく・夏涼しく、その名の通り、椿が多い。付近は釣りの好適地である。
天神温泉
「天神温泉」田辺元湯。田辺湾を一望できる最上階の展望大浴場から大海原に沈みゆく夕陽は絶景。筋肉痛やリウマチ、美肌効果など女性には嬉しい当施設自慢の天然温泉です。
小又川温泉
炭酸カルシウムラジウムを含む重曹泉で慢性皮膚病・神経痛等に効果あり
みなべ温泉(梅香丘温泉)
万葉に詠われた風光明媚な南部湾は、また県下一魚類の豊富な漁港でもあり、新鮮な魚介を満喫することができる。含食塩重曹泉は、糖尿病、慢性消化器疾患、肥満症、慢性便秘に効く。日帰り入浴可。
紀州みなべ千里浜温泉
南部湾から太平洋を一望に見わたせる景勝地。泉質はナトリウムー塩化物泉で、神経痛や筋肉痛、打ち身、冷え性などに効能があります。また、紀州備長炭を微粒状にして、お湯に溶かした真っ黒なお湯「黒湯」も人気があります。日帰入浴可。
鶴の湯温泉
鶴が羽を休め、傷を治したと伝えられることから名付けられ、炭酸水素ナトリウムを多量に含み、切り傷や疲労回復に効果があります。休業日は毎週火曜日となっていますが、祝日及び2月は営業いたします。