勝浦温泉
白浜と並んで南紀を代表する温泉。岬の岩かげや島などいたるところに湯が湧き出すという、ユニークな温泉。島々や岬に点在する旅館では、港から宿までお客を送迎ボートで送り迎えする、勝浦温泉独特のロマンチックな情景が売りもの。夜ともなると、黒くシルエットになった島影を背景に、湖のように波静かな湾内を赤や青の灯を点した船が行きかうさまは美しい。湾内の隠やかな風景とは対照的に、湾の外側は熊野灘の荒波に洗われた洞窟や絶壁の続く男性的な景観で、ホテル・旅館などもこの豪快な海景を楽しめる場所に建っており、部屋の窓からの風景は迫力そのもの。ホテル浦島の大洞窟温泉・忘帰洞(ぼうきどう)は、広さ約千平米・高さ22m・穴の横から温泉が湧き出しており、熊野灘に向って大きく開いた景観は雄大そのもの。また、ホテル中の島には、作家の藤本義一氏が名づけた潮聞の湯という露天風呂がある。出船入船がこの湯のそばを航行し、たいへん情緒のある露天風呂である。忘帰洞も潮聞の湯も、ホテルの宿泊客でなくても入浴できる。◎忘帰洞(天然岩窟温泉)勝浦湾を抱く狼煙半島のほぼ全域を占めるホテル浦島の天然岩窟温泉。紀州藩主徳川頼倫がその景観に魅せられて帰るのを忘れたところから名付けられたという。海に向かってぽっかり穴をあけている大洞窟で、浴槽につかっていると磯に砕ける波がどどーんと身体全体にひびく。/11時〜23時10分/無休/TEL(0735)52-1011
湯川温泉
ゆかし潟のほとりにある。弘法大師発見の湯といわれ、平安時代から熊野詣の人々が利用していたという。民家に混じって旅館があるので温泉街という感じはなく、勝浦温泉に比べると一転して閑静である。
滝乃湯
紀伊勝浦駅前にある足湯。こんとんと溢れ出る天然温泉で、電車やバスを待っている間にもよく利用される街の名物温泉です。
すさみ温泉
泉質は無色透明の単純硫黄泉で、リウマチ・神経痛に効く良質の温泉。詩人野口雨情も滞在。詩にもうたわれた温泉は、美人湯とも呼ばれています。
串本温泉浴場 サンゴの湯
串本港に近い町中の温泉。硫黄泉38.8度。適応症:きりきず、やけど、慢性婦人病、神経痛、慢性消化器病、冷え性、疲労回復等
鮪乃湯
勝浦漁港近くにある足湯。完全掛け流しで地元の人に人気があります。白い湯煙が「湯の町」の情緒を漂わせています。
弘法湯
泉 質:単純泉(緩和性、低張性、微温泉)適応症:慢性関節リウマチ、慢性神経リウマチ、神経痛、神経炎、疲労回復、運動機能障害など
天然温泉串本
泉 質:含食塩硫黄泉適応症:疲労回復、筋肉痛、神経痛、胃潰瘍、痛風、リウマチ、慢性皮膚炎、糖尿病、公害中毒症、慢性婦人病など
浦島ハーバーホテル
泉 質:含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉適応症:神経痛、関節痛、うちみ、冷え性、慢性皮膚炎、慢性婦人病、糖尿病、慢性消化器病など
串本ロイヤルホテル
泉 質:ナトリウム・カルシウム塩化物泉(中性高張性温泉)適応症:疲労回復、筋肉痛、神経痛、冷え性、慢性婦人病など
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