最初はシーズー1匹だったのですが・・・いつの間にか猫屋敷。
お客さんにお茶でも出そうものなら、ちょっとした「猫カフェ」ができそうです。(爆)
>>猫の手メンバー(6番)茶太郎


茶太郎 猫の手メンバー(会員番号6番) 現在、の男の子です。

茶太郎は灰二と兄弟猫で、うちのご飯を食べにきていたギューギュー(白黒の牛さん模様から命名)の息子です。
ギューギューというのは以前からうちの近所で見かけていた野良猫さんで、前足1本がない3本足の猫です。
モコモコやちびくろ(現、ちぃちゃん)のように人慣れするは決してなく、人とは必ず一定の距離を置き野良の世界を貫き通すようなニャンコでした。

ギューギューは賢くて律儀で、だいたい決まった時間に現れて鳴き声ひとつあげずにじーーーーーっといい子座りをして玄関前で待ってました。
ギューギューが現れそうな時間には2階で仕事をしている旦那さんがちょくちょく外をチェックして、ギューギューが現れたら「ギューギューが来たぞ〜」と声をかけてくれ、それからご飯を持っていくのがその頃の日課でした。

決して「置きご飯」はしない。
これは我が家というか私の外猫さんと関わる時の私の中での約束事です。
  • ご飯は姿を見せなければ出さない。
  • ご飯を食べている間は私が近くでずっと監視する。
    (他の猫から横取りされないようにする為と私という存在に慣れてもらう為)
ギューギューは黙って玄関の前に座り、私が姿を現すと一旦、車の下に隠れ、安全かどうかを確認した上で、じわりじわり姿を現し、食事をして帰っていきました。
そんなギューギューは元々からぽっちゃり体系。それは1年中同じなので、てっきり私はギューギューはオスだと思いこんでいました。顔付きもなかなかのツラ構えでしたし。(爆)

そして、ちぃちゃんが子猫をうちにつれてきたばかりの時、旦那さんがギューギューが子猫を加えて運んでいるのを発見しました。
ギューギューのことをオスと思い込んでいた私はてっきり、ギューギューがちぃちゃんの子猫を取っていったと思い込み、慌てて、ちぃちゃんの子猫を確認しに倉庫へ。すると子猫はちゃんと4匹揃ってました。

「ん??じゃあ、ギューギューはどこの子猫を取ってきたんだろ??
  (ギューギューが出産するとは夢にも思っていない)」

その後、ギューギューの行動に変化が起こりました。
今まではご飯を完食してから帰っていたのに、一口食べては道の向こうの茂みに走り、又しばらくするとご飯の元に戻って一口。そして又茂みへ走るようになります。
最初は何をしているのか意味がわからなかったのですが、その食べ方がしばらく続いた後、ギューギューが数匹の子猫を連れているのを見つけました。それで全てが理解できました。

ギューギューはメスで、出産をし子猫たちを安全な茂みに隠した上で、不自由な足で何度も何度も茂みとうちを往復して子猫たちにご飯を食べさせていたということを。
四足歩行の動物が前足をなくすということは後ろ足をなくすことと大きな差があります。
普通に歩く時も前足がない為、前傾姿勢になります。走るとなると顔が地面すれすれになりながら前のめりになって走らなければいけません。

そんなギューギューが必死に育てあげた子猫の内の2匹が茶太郎と灰二です。

初め、ギューギューは子猫を1匹だけ連れてご飯を食べにきました。
「なんかやたら三角顔で、目のするどい可愛げのない顔の子猫だな〜」と思ったその子が茶太郎です。
ギューギューは茶太郎に「ここでご飯をもらうのよ」と教えるように何度が茶太郎をうちに連れてきて食事をさせました。そして、その後、2匹目の子猫を連れてきました。その子が灰二です。

しばらくの間は親子3匹で食事に来ましたが、その後「もう大丈夫ね」と思ったかのように子猫だけを残し、ギューギューはご飯を食べにこなくなりました。
その後、茶太郎と灰二はうちに入ることになったのですが・・・・茶太郎と灰二が室内猫になってから、ギューギューはうちに姿を現し、又、ご飯を食べていくようになりました。
なんか、ギューギューにまんまとはめられたって感じですね。(爆)

ギューギューがメスとわかった以上、避妊手術をせずにご飯だけ食べさせるわけにはいきません。(オスだったらいいということでもありませんが、オスよりメスの方が次の出産という緊急性が高いですから)
今までは玄関前で食事させていましたが、ご飯を出す場所を少しずつ少しずつ倉庫へとずらして、倉庫の中で食事するようにしてから、倉庫内で捕獲。ギューギューも避妊手術を受けさせました。

しかし、ギューギューはちぃちゃんと違い、決して人に慣れようとはせず、食事もほとんど口にしてくれません。(;_:)
性格的にも室内飼いは難しいだろうと判断し、抜糸後はリリースすることにしました。
ただ、リリース後、うちを嫌って近づかなくなるかもしれない。そう思うとちょっと寂しかったですが、仕方ありません。避妊手術の時に既に次の胎児がお腹にいたことを考えても、私のエゴかもしれないけど、この厳しい野良生活の中で妊娠と出産を繰り返すのはあまりにも過酷なことだと私なりに結論したことだから。

でも、ギューギューはリリース後もうちへ食事に戻ってくれました。ギューギューが座ってるのを見た時、本当にうれしかったです。(;_:)
それから中2日以上空けることなく食事をしにきていたギューギューですが、その後・・・・姿を現さなくなりました。

残された茶太郎と灰二の2匹はうちを餌場と理解したのか?昼間はうちの敷地内で夜は倉庫で寝るようになりました。
2匹がうちに来はじめた頃はすでにちぃちゃん一家3匹がうちに入っていましたので、さすがに旦那さんは「茶太郎と灰二をうちに・・・」とは言い出しにくかったようです。
私もすでに5匹になっていたので、安易に「家に入れる」と言い出すこともできず・・・。
でも、室内飼いではないとは言え、うちでご飯を食べて寝泊りしている以上、うちの子であることに間違いはないので、時期がきたら避妊手術(その頃はメスだと思っていたので(^^ゞ)とワクチンは行うことを旦那さんに告げました。

そんなこんなしていたある日。
その日、私が仕事から帰ってくる時間には大抵、倉庫に戻っていた茶太郎と灰二の姿がありません。
「あれ??」と思いながら家の中に入ると、5匹とは接触しないのように部屋を分けたところに茶太郎と灰二が。
「なんで家の中にいるの??」と旦那さんにたずねると、近所のデカいキジ猫(飼い猫ですが)がうちの敷地内でひなたぼっこしていた2匹をいきなり、襲撃してきたそうです。
それに気がついて、旦那さんが慌てて2階から降りてきてキジ猫をおっぱらい、怖がった2匹は倉庫へ避難したので安心して室内に戻った後、時間をおいて又、例のキジ猫が現れて、今度は倉庫にいた2匹を襲ったそうです。
その時に負傷したのか、確かに茶太郎がちょっと怪我をしていました。

それで旦那さんは「こんな優しい性格の2匹をあんな凶暴なやつが来るようなところには置いておけない!」と2匹を室内に緊急避難させた・・・ということだったようでした。(-_-;)

まあ、仕方ない話ですね。私がその場にいても多分、同じことをしたでしょうから。
ということで、茶太郎と灰二は急慮、我が家の室内猫へと転身したのでした。

自分達を室内へと導いてくれたのは旦那さんだということを知ってか知らずか?
その後も、この2匹は大変、旦那さんに懐き、旦那さんが姿を見せると必ず「にゃ〜お〜ん」とご挨拶しに飛んでいきます。これは5年経った今でも継続中です。(爆)

だから、旦那さんもこの2匹には思い入れが強く、いっちゃんと3匹でバトると必ずいっちゃんが悪者にされます。(-_-;) ・・・不憫ないっちゃん。体がデカイから見た目的にいじめてるように見えるんだよね。^_^;

うちで寝泊りしていたとは言え、外猫さんだったので、健康診断してOKが出るまで2匹と5匹は隔離。
翌日、病院へと連れていくと、それまでてっきりメスだと思っていた2匹が実はオスだったことが判明。(^^ゞ
虫が落ちたとしても、まだ避妊手術をしていないルンバとタンゴと一緒にするわけにはいかないので、先に茶太郎と灰二の去勢手術をすることになりました。

その後、7匹一緒に過ごすことになったのですが・・・オス同士の相性がとても心配でしたが、思ったほどというより、全く問題なく合流しました。
虫が完全に落ちるまでトイレを分ける必要があったので、それまでの間、2匹は玄関のケージ暮らしだったことで、柵越しに一定の距離を置いて姿を見せ合うことができたことがお互いの存在を自然に受け入れられた要因だったかもしれません。
あと、2匹がいた倉庫を5匹は窓越しに見ることはできたので、窓越しに姿を見ていたことも溶け込みやすい要因の一つだったのかもしれません。

【名前の由来】
性別はうちに来始めた頃に確認(したつもり^_^;)。女の子のようだったので毛が茶色の方を「チャコ」、グレーの方を「ハイジ」と名づけて呼びました。

その後、家の中に入ることになり、健康診断の為に病院へ行くと・・・。
「この子・・・・男の子だよ」  「ん? こっちも男の子だ」
\(◎o◎)/! そ、そうなの!!!
猫って実は犬と違って小さい時には性別がわかりにくいんですよね。(と言い訳をする)
・・・じゃあ、男の子の名前にチャコとハイジじゃ名前おかしいじゃん!!
病院のカルテも作らないといけないので、その場で「ポッ」と浮かんだのが「チャコ」あらため「茶太郎」。 そして「ハイジ」はそのまま「はいじ」だけど、漢字名前で「灰二」。これなら男の子っぽいでしょう。

という風に2匹の名前は決まったのでした。
よろしかったら << ちゃことハイジのこと編 >> もどうぞ!