日本の情況を憂い、海外の事情を知ることが急務と考えた吉田松陰が黒船に乗ろうと身を寄せていたのがここ。寝室だった二階の隠れの間や、浴槽を掘り下げた低い内湯などが当時のままに残る。結局アメリカ渡航を果たせなかった松陰の息遣いが感じられる。問合せ教育委員会(下田市4−6−16)まで。