東京都庭園美術館
建物は20世紀のはじめにヨーロッパで全盛をきわめたアール・デコ様式を随所にとり入れた、昭和8年完成の旧朝香宮邸を継承したものである。日本ではこの様式が住宅に用いられたのは少なく、ここが唯一の例だとされている。展示室は第1から第11まであり、第1から第3展示室などのデザインはフランスのアンリ・ラパンの手によるものである。
迎賓館
イギリスバッキンガム宮殿を模した石造りの洋館。現在は大改修がなされ迎賓館として利用されている。
慶応義塾三田演説館
日本最初の講堂建築物。明治の西洋建築物として貴重。
霊南坂教会
1879年(明治12年)に建てられたプロテスタント教会。建物は東京駅の設計者辰野金吾で、1917年(大正6年)の竣工である。高く尖った鐘楼とステンドグラスのある赤褐の建築が美しく、パイプオルガンも当時のままに残る。現在の建物は大正六年(1917年)にできたもの。
旧乃木邸
故人の設計した洋館がそのまま保存。毎年9月中旬に内部が公開される。