宇都宮二荒山神社
約1,600年前に豊城入彦命と大物主命を祀ったのが始まり。宇都宮は、この二荒の杜を中心に栄えてきた街。今も昔も二荒山神社は宇都宮に住む人の心のよりどころ。お正月・七五三・受験祈願など、暮らしの節目ごとに多くの市民が参拝する。その歴史は古く、起源は約1,600年前。宇都宮の始祖・豊城入彦命をまつっている。この神社が下野「一の宮」と呼ばれていたことから、宇都宮の地名がついた、との説もある。社宝は鉄の狛犬と三十八間星兜で、どちらも国の重要美術品に認定されている。夜はライトアップされる参道と門が美しい。
大谷寺(大谷観音)
天然の洞窟の中にすっぽりと包まれた大谷寺は、810年弘法大師による開基。坂東三十三霊場の第19番札所。石窟仏としては日本最古の作といわれる高さ4mの千手観音(大谷観音)をはじめとして10体の磨崖仏は国指定の重文特別史跡。
羽黒山神社
かつて修験道の道場だった。山頂にあり見晴しがよい。毎年11月23日には五穀豊穣を祈願する梵天祭りが催される。
蒲生神社
八幡山公園に隣接し、寛政の三奇人の一人・蒲生君平(宇都宮出身)を祀る。栃木県出身で大正の名横綱・栃木山の奉納による鳥居や、伝説の初代横綱・明石志賀之助の碑がある。
一向寺
本尊は汗かき阿弥陀といわれ,危機がせまると汗をかいて知らせる、との言い伝えがある阿弥陀如来像。関東大震災の直前には、拭き取れないほどの汗をかいたという。国の重要文化財。拝観は要連絡。
清巌寺
城主宇都宮貞綱がたてた日本最古唯一の鉄塔婆がある。高さ3.6m・厚さ6.6cmの日本唯一のもの。「母は四恩の先であり、孝行は百行の源である」という意味の碑文が刻まれている。
善願寺
坂上田村麻呂が持仏の如意輪観音を祀ったことに始まる。大豆三粒の金仏と呼ばれる高さ3.6mの仏像は,昔,旅の僧が「これを増やして資金を」と大豆三粒を寄進,その豆を元手とした資金で仏像を建てたという。蓄財の仏として人気。
持宝院(多気不動尊)
弘仁13年(822年)開基。 かつてこの地方をおさめていた宇都宮氏代々の祈願所として栄えた古寺。本尊は不動明王像(市指定文化財)。建物を包む自然林は北限の暖帯林として市指定文化財。春は桜、秋は紅葉の名所。火災の防止、商売繁盛の不動尊として知られる。門前に並ぶ茶屋で食べられる芋串が名物。
れんこう院
渓泉が湧き景趣に富む。本尊の阿弥陀如来は県文化財。
龍光寺
足利家の墓所。境内3,000余坪、本堂・霊牌堂・足利家廟所・書院等を有し、足利家歴代墓所は旧態を改めていない。十一面観世音菩薩像尊氏公衣冠束帯坐像等の文化財も数多い。
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