暮らしっく舘葦 まいもん処いしり亭
陶器や漆器、布など普段使いの生活工芸品を、リーズナブルに提供。能登ゆかりの作家の作品も多く取り揃え、個展などのイベントも行っている。明治期の銀行を改築した店内も重厚な趣があり、レトロな雰囲気。まいもん処いしり亭では、日本三大魚醤油のひとつ「いしり」を使った料理を楽しめる。席は20名迄。
辻口博啓美術館
七尾出身で世界的に活躍するパティシエ辻口氏の斬新な構想のもと、菓子食材を使用し誕生した作品を堪能できる。高さ1.2メートル、幅6メートルに及ぶ飴で創作された壁画「銀河」などを展示。辻口氏が子供の頃に見上げた七尾の夜空をイメージしている。RED(発光ダイオード)で照らし出す演出が見事。
古城歌碑
昭和38年10月,七尾城史資料館入り口の右側に建てられた。最も高いところで2.4m,横1.5mの馬の背のような形をした自然石に,3節までの全文が地元の本谷辰次の筆で刻まれている。
御手洗池
境内にそびえる樹齢数百年の杉の大木は涵養林として境内に豊富な水を湧出。周囲45mの湧水池は,地元で「お池さん」と呼ばれ親しまれている。湧水の歴史は古く,聖武天皇の東宮の眼病治療に用いられた記録が残るほか,早くから潅漑用水として,20haほどの水田を潤してきた。池は水位を上げるため,造成したものだが築堤年代は不明。石で囲われた湧出口は山側にあり,水量は日量約600t。水温は年間を通して15〜18度。欝蒼と木が繁る池の周囲は,真夏でも冷気を感ずるほど。日本名水百選のひとつ。
角偉三郎美術館
能登の地で常に新しい形を追求してきた角偉三郎作品を唯一展示している美術館。漆を指や藁などで塗るなどした素朴な作品は、既成の伝統的技術を超越し何ともいえない素朴な風合いを醸し出しており、国内外から高い評価を得ている。その作品はこの能登の風土に合っており、見るものに驚きと安らぎを与える。
与謝野晶子歌碑
昭和4年,与謝野夫妻が七尾で過ごした日々をよまれた句。「家々に珊瑚の色の格子立つ能登のなゝ尾のみそぎ川かな」。情報処しるべ蔵横の小公園にある。
佐佐木信綱歌碑
信綱が和倉を訪れたとき、万葉歌人の大伴家持を偲んでよんだ句。「うた人の 国守廻り 見し 日にも 山きよらかに 海 しずかなり けむ」
高浜虚子句碑
昭和24年4月,和倉句謡会の席上でよまれた句。「家持の 妻恋舟か 春の海」
七尾軍艦所跡碑
1862年能登海岸防備を命ぜられ「七尾軍艦所」を開設。明治四年廃藩置県と共に廃止。「記念碑」が現在残っているだけ。現今の川崎造船所の母体ともなった建物の歴史を感じる。
七尾まだら碑
御祓川の下流のほとりの小公園にある。縦2.35m,横45cm,厚さ32cmの御影石に,西条八十の筆で刻まれている。夜になるとライトが照らされ「七尾まだらの碑」の文字がくっきりと浮かぶ。昭和36年11月3日「七尾まだら」が市指定無形文化財となったのを記念して建立。
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