久住 小笠原の感想 |
|
||||
「久住 小笠原」は犬連れで宿泊できる高級温泉宿ということで、犬用の設備だけが注目されがちですが
私が「久住 小笠原」がお気に入りになったのはそれだけじゃありません。 若くて元気な宿泊者の方はあまり気にならないし、特にどうということでもないと思われるかもしれませんが・・・ 「久住 小笠原」はとてもバリアフリーの意識が高いんです。
それも1室、2室だけではなく、10棟全室全てがスロープや手すり付きの部屋だったというのには驚きました。 5〜7 はオープン後、宿泊された方のアンケートを元に改良されました。 よくどこの宿でも「ご意見・ご要望」と用紙が置いてあったりしますが、それを書いたとしても改善されることなどないと決めつけていた私ですが・・・こちらは違いました。 「久住 小笠原」のお客様はどちらかといえば年齢的にお若い方が多いでしょうから、露天風呂の浴槽の段や寝室の手すりを喜ぶ数はそれほど多くないだろうと思います。 一般的には多数優先で、多数が望むことなら率先してやることもあるでしょうが、多数ではないバリアフリーには積極的に力を入れないという宿がほとんどです。 そんな中、積極的に改造してくれた「久住 小笠原」のバリアフリーへの意識の高さには本当に感動しました。 たかが手すり・・・と思われる方もいるかもしれませんが、全体重を預ける手すりは素人がネジで留めば済むというわけにはいきませんので、見た目より意外に費用がかかります。 (このあたりは実父を介護していたので詳しいのです。^^;) 又、トイレのドアが車椅子でも開けやすい引き戸にされていたあたり、体の不自由な方への配慮を感じました。 (部屋が和風だから、部屋の雰囲気にもあいますから、一石二鳥ですね) 我が家は杖を使う母を連れての旅行ですが、そんな私が宿についてまず行うのが危険箇所のチェックです。 部屋付きのお風呂ではない時はお風呂に行くまでの通路に危ない箇所がないかも確認します。 室内でも微妙な段差はないか? トイレに行くまでに障害物になるものはないか? 先に危険箇所を確認しておかないと、思わぬ段差で転倒してしまうことがあります。 旅館(ホテルも)には10cm程度のちょっとした段差が意外に多いんです。階段よりこのくらいの段差がもっとも怖い! しかし、こちらでは室内も玄関もそんな心配をする必要がありませんでしたし、母自身も安心して自分の好きなように過ごすことができました。 又、外の道も多少、坂道ではありますが、道自体はフラットなので、安心して歩けるのがうれしいと母は言います。 阿蘇の小笠原の敷地内の道の方が趣もあって、久住より温泉宿という雰囲気をより演出していて、私も阿蘇の方がお洒落だとは思っていますが・・・残念ながらあの道を母一人で散歩させることはできません。 一般にはあたりまえにできることが、高齢者や何かしら体に不自由がある方の旅行ではあたりまえにできないことが多いのです。 九州圏内、犬と母を連れて、いろいろ宿泊してきましたが 「ここは注意して!」「階段があるけど大丈夫?」と宿泊中、心配する必要がなかったのはこちらが初めてです。 だから、宿泊料金は他に比べるとちょっとお高いですが、母も犬も温泉好きの私の全てが快適に過ごせる貴重な宿なので、泊まったすぐ後でも「また泊まりに行きたいね〜」と意見が合うのです。(でも、値段が値段なので、早々お泊りはできませんが。(爆)) しかし、こう言ってる私も実際に泊まるまでは・・・
意外と私と同じような印象を感じてる人って多かったりして。(^^ゞ そんな感じだったので「まずはランチで様子を伺ってから」・・・と最初はランチで訪れました。 そして、二人とも「実際いいかどうかは泊まってみなければわからないかもしれないけど、試しに泊まってみても惜しくはなさそう」と 意見が合ったところで宿泊しました。 もし、私のように「高すぎるよね〜」「なんか敷居が高そう」と躊躇している人がいたら・・・ 宿泊の前に一度、ランチで「品定め」してみるのもいいと思いますよ。(^_^)v 泊まる前は「露天風呂と内風呂を2つもつけるから料金が高くなるんじゃない?」と思っていた私ですが、実際お泊りした今では 「犬を自由に遊ばせながら温泉に入れるのがすごくいい!」に変わってます。(爆) 露天風呂で体を洗うのはちょっと嫌だから、やっぱり内風呂がいい。でも、犬を庭で遊ばせながら温泉気分を味わうならやっぱり、露天風呂がいいし。 料金が多少高くなっても、犬を自由に過ごさせながら気兼ねすることなく温泉を楽しめることに私は価値を感じました。 ちなみに・・・久住 小笠原のホームページではどの部屋がどの場所にあるかはわからないので、参考までに紹介しておきます。露天風呂の外観は「久住 小笠原」のホームページに掲載されてます。 左上から ・201号 はるりんどう(露天風呂の浴槽に段あり) ・202号 ひごだい(露天風呂の浴槽に段あり) ・203号 みつばつつじ ・204号 みやまきりしま(露天風呂の浴槽に段あり) ・205号 われもこう 右上から ・101号 あざみ(露天風呂の浴槽に段あり) ・102号 きすみれ(露天風呂の浴槽に段あり) ・103号 さくらそう(露天風呂の浴槽に段あり) ・104号 にりんそう(露天風呂の浴槽に段あり) ・105号 はなしのぶ(露天風呂の浴槽に段あり) です。 向かって左側の200番台のお部屋がドッグランが広いお部屋です。 ドッグランの広さは倍くらいという話も聞きましたが 私が泊った204号室「みやまきりしま」の部屋付ランは 103号室「さくらそう」の2倍はなかったような気がします。 1.5倍くらいでしょうか。(^^ゞ 100番台の部屋は天気がよければ久住の山並みが綺麗に見えます。 (103号 さくらそう の景色) 200番台のお部屋は残念ながら 久住の山並みは見えませんが・・・ 林の風景も悪くないです。 あと、100番台のお部屋の方は 坂に沿って建っているせいか テラスに出ても 隣の宿泊棟がほとんど気になりませんでしたが・・・ 200番台の部屋の方は こんな風に平地の部分に並んで建っているせいか テラスに立つと少しだけ隣の宿泊棟が気になりました。 (宿泊棟の境目に植えている植木の葉の茂りが薄いところ) 部屋の作りは10棟全て同じですが、先程書いたように露天風呂は棟毎に異なります。 あと、寝室の窓のステンドグラスのデザインも若干、異なります。 |
||
久住 小笠原の 基本情報 口コミ情報 宿泊プラン 九重・久住・竹田・長湯の観光ガイド 観光スポットMap 見る・遊ぶ 食べる その他 |
||