小田急線鶴巻温泉駅周辺にあるこの温泉は、1889年(明治22年)頃、井戸水が塩分を含んでいること、また渋味が強いことから、飲料水に適さず、また灌漑(かんがい)用水にも使えないので浴用にしたのが始まりといわれています。 大正時代は、平塚駅から秦野方面に馬車などが通じていて、大山詣の客が多く立ち寄ったそうです。鶴巻温泉の効能は、カルシウムが非常に豊富で、神経痛、婦人病、外傷などに効果があると言われています。