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1999年9月13日
初めて、別の動物病院で診察を受けた。
今までの経過を話し、レントゲンを撮り、血液検査・尿検査をして、診察してもらった。ここでの診察で一番、驚いた事は…聴診器を使って聴診してくれた事だった。前の病院で聴診器を使ってもらった事は一度もない。
先生が聴診器を持っているところも見た事もなかった。
次に驚いたのは、尿検査の結果、石が見つかった時には顕微鏡からTVに映し出して見せてくれた事。
前の病院では「石」というだけで、石の種類すら教えてくれなかった。
そういう事を知らない自分も悪かったのだが、この時、初めて結石には種類があって、その種類により治療も変わってくるという事を知った。
尿道の石はフラッシュと言って尿道から水みたいなのを入れて膀胱へ戻す処置をして、膀胱から石を取り出すのがベストな手術だという事も初めて聞いた。
万一、尿道の石が癒着して動かなかった場合は切開する事になるが、それはちょっと大変な手術になるという事も初めて聞いた。
何もかもが初めて聞く事ばかりだった…
その上、尿道の石がちょっとでもズレて尿道に詰まると、オシッコが全く出なくなる事がある。
そうなると1、2日のうちに死んでしまう事もある。…・とも言われた。
初めて、はっきり、今のちびまる君が「爆弾を抱えた状態」だという事を認識させられたのだった。
前の病院では「ちょっとでもオシッコが出ていれば心配はいらないから…」と安易な事を言っていたがオシッコが出なくなってからでは取り返しがつかなくなっていたのかもしれないじゃないか!!!!
急いで病院に連れていったとしても、日曜日や夜間で先生がいなかったら、ちびまる君はどうなっていたんだろう。「仕方ない」ですませるつもりだったんだろうか?
自分の知識のなさや認識の甘さに腹が立って仕方なかった。
新しい病院では、菌を殺すための抗生物質と止血剤の皮下注射と飲み薬をもらって治療を続けたが、手術が最悪、尿道の切開になったら、あまり自信がないようなことを言われたので、手術を安心してまかせられる先生を探すことにした。
ネットの知り合いの動物医さんに宮崎市内の先生を紹介してもらったが、うちからは車で2時間かかる。術後の事などとても不安だったが、「まずは診察してもらってから…あとはまたあとで考えよう」と思い、宮崎市の病院に診察してもらう事にした。
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