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1999年5月末
お散歩の時のオシッコがちょっと少ない事に気がつく。
実家の母に「ちびまる君はオシッコが出にくいんじゃない?」と尋ねると、母もそう感じていたと答えた。膀胱炎か何かになっているのでは?と思い、かかりつけの病院へと向かった。
かかりつけの病院はちびまる君が我が家にきた時からのつきあいなので、もう8年以上になる。今まで、夜、脱水症状を起こした時もすぐに診察もしてくれ、足が悪くなった時も手術して、細かった体がたくましくなるくらい健康になっていたので、とても信頼しきっていた病院であった。
早速、レントゲンを撮り、結石である事が確認された。
先生から何を食べていたかと聞かれたので、ずっとサイエンスダイエットのシニア用を食べさせていて、この頃、ナチュラルハーベストのシュープリームに変えた事を伝えた。
そして、夜だけ、手作りのご飯(湯がいた鶏肉とか野菜類)を上げていた事をいうと…
「それが原因だ」と言わんばかりに「そんなもん食べさせて殺す気か!」と怒鳴られた。
でも、この手作りご飯を食べさせろと言ったのは、誰でもない、この先生だ。
4年くらい前にちびまる君が脱水症状をよく起こした時に
「市販のフードは結局、何が入ってるかわからない。だから、鶏肉やじゃがいも、にんじんを湯がいて食べさせた方がいい。」と指示されてから、夜だけ手作りを上げていた。
それなのに、一方的に「そんなもの食べさせるから…」みたいに言われて、さすがにムッと来たが、このあと治療をしてもらわないといけないと思い、言葉を飲んだ。
取りあえず、抗生物質の粉薬とpHコントロールをいただいて治療をはじめた。薬は最初の2週間だけ。あとはpHコントロールだけでのフード治療だ。
1ケ月たった頃、再診察した時、先生が「年齢が9歳になるし、手術をすると心臓にも負担がかかるから手術はしないよ。」と言われた。
それを聞いた私や母は素人考えで「あ〜あ、手術をするほど悪くないんだ。フードだけで治るんだ。」と思いこんでしまった。それが大きな間違いだった。
1ケ月たち、2ケ月たち、3ケ月たっても、経過はよくならない。それどころかオシッコの出が悪くなってきたようにも見える。でも、定期的にレントゲンを撮り、尿検査もし、先生から
「まだよくはなってないけど、悪くなっていないからこのまま続けましょう。」と言われると
「先生がこのままで大丈夫って言うんだから大丈夫だよね…・」という気持ちになってしまっていた。
元々、ちびまるは少食。普段から食べる量は少ない方だった。
でも、病院から「pHコントロールを70g食べさせろ!」と言われていたので、食べさせていたが、やっぱり食べない。
先生に相談すると「ジャコを乗っけてもいいから、とにかく食べさせなさい!」と言われて、ちょっぴりジャコを乗せて70g食べさせるように努力した。
・・・・・が、その結果、3.2kgの体重を8年間維持してきたちびまるが、たった3ケ月でいっきに4kg近くになってしまったのだ。
これ以上太らせては絶対にいけないと思い、何度も医師に「体重が増えすぎじゃないのか?」と言い続けたが、返ってくる答えは「体重が増えたという事は体力がついたという事だから、問題ない。」だった。(その後、この事を他の獣医さんに話すとみんなに苦笑いされた。)
どう考えてもおかしい!!!!
その上、3ケ月以上たっても結石の方も良くなってくる兆候が全く見られないので、さすがに「おかしい…」と感じた私はネットを通じて知り合った動物医さんに相談してみることにした。
すると返事は
「治るべき病気が治っていないというのは、治療が間違っているということです。」
ショック☆<( ̄□ ̄;)>☆だった。
「結石って治るのに時間がかかるんだよね」と思いこみ、何も疑いもしなかったけど、治るべき時期に治っていないってことなんだ・・・という事に今頃、気がつくなんて…
それから、急いで別の病院で診察してもらう事にした。
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