厳島神社
道内有数の古社。神殿は華麗な彫刻を施された総ケヤキ造。
宗谷巌島神社
宗谷厳島神社は、天明2年(1782年)奉納と記された「鰐口」が現存するところから一応、天明元年(1781年)に建立されたものと考えられます。祭神は市杵島姫命(いつくしまひめのみこと)という水の女神です神社のいわれについては、更にさかのぼり、室町時代の永正12年(1515年)、松前藩の祖先武田光広が「夢」のお告げを信じ、蝦夷地海浜の要衝に、「弁財天」を祭るように命じたことから、その子孫である蛎崎慶広が、永禄4年(1561年)、姓を“松前”とい改めたおり、宗谷の地にも「弁財天堂」を寄進したのがそのはじまりとされています
宗谷護国寺
元禄以来、徳川幕府は新しい寺院の建立を禁じましたが、享和2年(1802年)蝦夷地(北海道)に5つだけ寺を建立することを許可し、北方警備のためこの地に秋田の藩士たちが駐屯することになったおり、蝦夷地に先に建立されていた有珠善光寺の住職が、安政3年(1856年)に宗谷場所の協力を得て建立した幕府直轄の浄土宗のお寺でした明治の半ば頃までは、西は利尻、礼文、増毛、東は網走まで遠くは樺太までにも死者供養のため寺僧が巡回していた北蝦夷地の唯一の寺で、その後、明治45年(1912年)に一度焼失し、現在の「宗谷護国寺」は位置を変え、昭和25年(1950年)に再建されたものです焼跡は、昭和32年(1957年)に北海道文化財に指定されています
天塩巌島神社
海や川で働く人々の守護神としてあがめられている。