将門塚
平将門に関係する旧跡は関東各地に存在し,この地は都内で最も著名な伝説地。歴史学的な裏付けは全くないが,当地に所在していた塚を将門と結びつけたのであろうと思われる。石碑は最近再建されたもので,それまであった板碑が折損してしまったため代わりに建てられた。
伝馬町牢屋敷跡
牢屋は明治8年に取りこわされ,今は公園になっている。
外桜田門
桝形門の遺構を残す貴重な城門で桜田門外の変で有名。
江戸城跡
平安時代末期,江戸氏が居館を構えていたと見られ,そこに長禄元年(1457),扇谷上杉氏の執事太田道潅によって築城された。道潅を暗殺した主君上杉定正は養子の朝良を城代とした。大永4年(1524)上杉氏を駆逐した北条氏綱は道潅の孫太田資高らに守らせたが,小田原合戦の後,徳川氏の本拠となって修築された。以後,将軍十五代,幕府政治の中枢として栄えた。その間数度の大火に見舞われながらも,明治維新を迎えて皇居に定められ,名を東京城とあらためた。かつての巨城の面影を偲ぶものは,櫓・城門など数棟の建物と,内郭部の掘割・石垣など。
南町奉行所跡
大岡越前守はここの奉行の一人。
常盤橋門跡
江戸城外郭の表正門跡で桝形門の石垣が残る。
北町奉行所跡
現呉服橋あたり,遠山左衛門尉はここの奉行の一人。
三浦按針遺跡
英国人ウイリアム・アダムスの住居跡。碑がある。
名水白木屋の井戸
江戸時代大名諸候の御膳用水,点茶用に用いられた。
江戸城外堀跡
四谷見附から牛込見附(飯田橋)あたりまで残る。
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