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私はキャンディを飼う前に、その当時、ちびまる君のかかりつけにしていた病院(今は行っていません)に電話して、雌の場合の避妊手術はいつ頃が適切なのか質問しました。飼うからにはキャンディにとって最善のことをしたいと思っていたので、飼う前にそのあたりのことも知っておきたいと思ったからです。
その時の私はまだネットもしていなく、今のようにネットを通じて情報を得るということもできませんでした。
そう、病院の言葉を全て「正しい」と思いこむバカ飼い主だったというわけです。
電話をかけると先生ではなく、病院の女性が対応されました。
「今度、メスのシーズーを飼うことにしたのですが、繁殖させるつもりはないので避妊手術をしたいと思っています。メスを飼うのは初めてなので、避妊手術のことがよくわかっていません。手術をするとしたら、いつ頃行うのが一番いいものなのでしょうか?」
「避妊手術は一度、発情が来てから行うので、発情がきたあとならいつでもいいですよ。」
「そうか、一度、発情がきてからなのね。(^.^)」
病院の答えはすべて正しいと思い込んでいたおバカな飼い主の私はそれをまったく疑うことなく受け止め、キャンディを我が家に迎えました。
この時、先生から直接、聞けばよかったのかもしれませんが・・・・病院の受付としての返答がそれであれば、当然、同病院の院長も同じ答えと言って間違いないでしょう。もし、そうでないとしても、それは院長の教育不足というだけのことですし。
キャンディの誕生日は2月。初めての発情はその年の秋頃あり、明けて翌年、病院に連絡して避妊手術(全摘)を受けました。
その後、ネットをしはじめ、犬を飼う友達と知り合う機会も増え、情報も交換するようになり、私は愕然としました。
乳腺腫瘍に関しては初発情前と1回発情後での手術だと200分の1と12分の1と確立に大きな差があるということだったんです。私が「繁殖しないのであれば、避妊をしてできるだけ病気の予防も図りたい」と思い、これが一番いいと思いこんで行った発情後の避妊手術は20年以上も前の話で、本当なら発情が来る前に避妊を行う方が病気の予防の点からみても適切だということだったのです。
これを知った時の私のショックはかなりしれなかったですね。
そして自分がなんておバカな飼い主だったのかということも思い知らされました。
過ぎてしまったことはもう取り返しがつかないので、今後は「早期発見・早期治療」ができるようにコミュニケーションも兼ねていつも、体のチェックを行うように心がけていますが・・・
あと、自分自身が「無知」ということでとても後悔しましたので、これから子犬を飼うという人には避妊手術の時期が重要であるかを知ってもらおうとお話することもあります。今では「発情してから避妊手術」というような時代遅れの動物病院は少なくなったとは思いますが・・・(^^ゞ
私はキャンディとできるだけ長く一緒に暮らしたいと思っています。
ですから防げるものはできる限り防いでやりたいとも考えています。
全摘であれば子宮と卵巣を取ってしまうので、子宮・卵巣関連の病気は100%防ぐ事が可能になります。また、乳腺腫瘍に関しては先ほども書きましたが
- 初発情前に手術 200分の1
- 1回発情後 12分の1
- 2回発情後 4分の1
の確立に押さえる事が可能になるそうです。
「避妊手術はかわいそう!」とただ、闇雲に考えるのではなく、病気の予防や発情時期のストレスのことも考えて犬を飼う時にはもう一度、ご家族で話し合いをしてみてはいかがでしょうか?
また、避妊手術をすると決めた時には手術を行う時期について、よく考えてあげてくださいね。
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