奥村邸跡フレンチ創作料理なり多
かつて呉服屋であった格子造の町家。重要文化財で食する創作フレンチ料理は評判。
尾張大国霊神社拝殿
正面3間、側面5間で屋根は一重の切妻造、桧皮葺である。
尾張大国霊神社楼門
三間一戸の入母屋造で屋根は桧皮葺である。
多宝塔(萬徳寺)
重要文化財 室町時代。裳階は三間、面取角柱で四方に縁をまわす。戸口は正背面にあるのみで、側面は板壁になっている。上下層とも檜皮葺。
鎮守堂(萬徳寺)
重要文化財 室町時代。一間社流造、檜皮葺、桁行1.8m、粱間1.5mの小社。建立は棟札によって享禄3年(1530)とわかる。
本堂及び宝塔・付須弥壇(性海寺)
重要文化財 鎌倉時代。本堂は江戸前期の再建だが内部の宝塔、須弥壇などは鎌倉様式を示す。本道は桁行三間入母屋造、宝塔は黒漆塗、総高263cm、須弥壇も黒漆塗。高68cm、幅234cm。須弥壇の羽目板の裏には、藤原忠長の筆による「かきつくるあとはちとせもありぬべし」の一句が残されている。
船頭平閘門
洪水防御などにより木曽川下流改修(木曽三川完全分流)工事を行うにあたり、住民の舟運による物資の輸送が不能となるため閘門を設置し、水位のちがう木曽川と長良川の舟運の交通をはかった。
多宝塔(性海寺)
重要文化財 室町時代。下層は方三間で大面取の角柱、四方に木口縁がある。上層の外観は十二の円柱で内部は八角、白漆喰の亀腹上に高欄がある。屋根は柿葺形銅板葺で、上に青銅製の相輪をあげる。
地蔵堂(長光寺)
重要文化財 室町時代。六角円堂、屋根は銅板葺。堂の周囲には縁、擬宝珠高欄をめぐらし三方に石段を設ける。露盤には永正7年(1510)の陽鋳銘がある。この内陣には重文鉄造地蔵菩薩立像を安置。
旧磯部邸
江戸期の建築様式を持つ木造家屋。主屋は幕末に建てられた。緩やかなふくらみのある「起り屋根(むくりやね)」は犬山市内の町家(まちや)で唯一、現存し、正面は2階建て、裏は平屋の「バンコ二階」。国宝犬山城大手門から延びる本町筋にあり、江戸期から呉服商を営んできた。敷地は間口が狭く、奥行きが広い「ウナギの寝床」のようで、中庭、裏座敷、土蔵などもある。「ウナギの寝床」には町衆の知恵が息づいている。江戸期の税金は間口の広さで決まっていたのだ。奥土蔵、展示蔵、和室は展示室(ギャラリー)として利用することもできる(有料)。
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