旧東海道
江戸から京へ通ずる道で三重から入った所である。
旧東海道
東海道53次50番目の宿場町。近江5宿のうちでは大甲につぐ規模であった。東部の「三筋町」は著名。西部は水口城を中心とした城下町でもあった。町屋や武屋長屋門、水口城跡などに面影。名物は千瓢、キセル、葛細工など。
鈴鹿峠
鈴鹿山脈南部の峠で、古くから近江と伊勢を結ぶ交通の要衝であった。江戸時代には東海道の坂下・土山の両宿駅が峠を挟んで置かれ、大名から庶民までが皆細い九十九折れの坂道を登って峠を越えたという。現在は国道1号がトンネルで通過している。旧東海道は東海自然歩道になり、国道からは鏡岩と呼ばれる岩が見える。また、峠のトンネルの上には旅人の往来安全のためにともされた常夜燈の万人講燈篭が立っている。