二王座歴史の道
寺院と武家屋敷が続く二王座付近は、城下町臼杵を代表する歴史の道である。毎年11月上旬に開催される「うすき竹宵」は、石畳に並べられた約2万本の竹ぼんぼりが訪れる者を幻想の世界へ誘う。
臼杵の武家屋敷跡
城下町として栄えた町だけに、市内には武家屋敷跡や長屋跡、重厚な構えを見せる蔵造の家など、江戸時代の古い面影が色濃く残っている。なかでも、二王座や本丁あたりは、苔むした石垣や白壁造の町並が続く。蔵造の野上弥生子文学記念館もある。
歴史と文学の道
城山をたずねるとまず櫓門(県有文)が目につく。この塔は武家屋敷跡で当時の面影を残し一名木区独特の奇遇家がある。歴史的建造物の三の丸楼内の櫓門に移すこの三の丸櫓門前から養賢寺までの山際通りが歴史と文学の道として整備され、旧建設省の選んだ日本の道百選に選定された。
臼杵の町並み
藤原時代の日本の代表的磨崖仏群を持つ県南の城下町である。祇園洲から山手に侍町や社寺を配置し、唐人町や掛町、浜町などの町家を取り囲んでいる。町割は道幅も狭く屈折が多く、袋小路も多い。寺院や武家屋敷の石垣・石塀・石段・石畳の取り合せと石組の変化が、坂道を歩く楽しさを味わわせる。
商家の町並み「久家の大蔵」
この蔵は1868年(江戸時代末期)に棟上げされた古い蔵で、造り酒屋の『久家本店』が かつて貯蔵庫として使用していた酒蔵である。外壁や内部には、往時のキリシタン文化を彷佛とさせるアズレージョの壁画が一面に装飾されている。