中国庭園 燕趙園
鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして平成7年に建設された燕趙園は、中国の歴代皇帝が造り親しんだ皇家園林方式の中国庭園です。設計から素材の調達・加工まで全て中国で行われた本格的な中国庭園で、建物は一度中国で仮組したものを解体した上で日本に運び、中国人技術者の下、再度建設したものです。建物に施されている2000を超える彩画も全て中国人彩画師の手によるなどあくまでも本物にこだわった庭園です。
尾崎氏庭園
現在非公開の尾崎氏の庭園は、面積約32坪の平面の小庭園で、江戸時代初期から中期の作庭と思われる。小池泉観賞式の庭園で、書院に坐って向って左方にいり込みを見せ、ここは枯滝石組とし三尊形式の配石である。中央部には出島が作られ、右方に長く流れを導く様式である。池泉に中島が配置されてあるが、亀島の形式を見せない。書院石様式で、池泉に向って手前右角にりっぱな自然石手水鉢を配し、これを景趣の主体として作庭されている。