東京駅
首都の中央駅として,大正3年(1914)に完成,営業を開始した。丸の内側の開業当初の駅舎は6年余りをかけて造りあげた鉄骨・煉瓦・石造りの建築で,辰野金吾の設計によるルネッサンス様式。駅舎内にはクラシックホテルとして人気のある東京ステーションホテルもある。
日本橋
江戸時代から各街道の起点,日本国道路元標がある。国の重要文化財である。
日本銀行本館
日本人の設計による明治の代表的建築物。国の重要文化財である。
二重橋
皇居前広場から皇居正門(二重橋門)にかけられた石橋を渡り,正門をくぐって直角に2度曲ったところにかかる鉄の橋。旧江戸城西の丸の大手門前にあたり,西の丸下乗橋と呼ばれていた。もとは木造で,橋の上に橋を重ねる二重の構造であったことから,一般に二重橋と呼ばれたが,1888年(明治21)ドイツ人の手でかけ替え,さらに昭和39年にかけ直された。正門・鉄橋は新任の外国大使の皇居訪問の際など,儀式用に使用されている。鉄橋の奥に見える優美な櫓が伏見櫓である。
旧近衛師団司令部庁舎
現在の東京国立近代美術館工芸館。北の丸公園南端に立つ,煉瓦造で2階建八角塔屋付きの洋風建築。もとは,近衛師団司令部として,北の丸の中央にあった建物。国立近代美術館の分室として,日本の伝統工芸から現代工芸にいたる各種の工芸品を展示する。
江戸歌舞伎発祥の地
竹橋
長崎屋跡
寛永18年(1641)の鎖国後、オランダ商館長は、長崎出島から年一度、将軍拝謁のため上京した。その折り、長崎屋を定宿としていた。また、滞在中には、幕府の医官、蘭学者などが訪問し、新知識を吸収する場でもあった。