勝山城博物館
外観は5層6階の天守閣(高さは全国一の57.8m)内部は武具の博物館になっている。全国の諸大名家の甲胄をはじめ、刀剣、弓矢、合戦図屏風などを展示。また国史跡平泉寺の入口にあるため「平泉寺」の紹介にも努めている。
越前大野城
標高249mの亀山を利用して造られた平山城の跡。金森長近が1575(天正3)年から4年がかりで築城したもので,当時は2層3階の大天守閣を中心に,小天守閣。天狗書院の3つの大きな櫓が立ち並ぶ壮大なものだったといわれるが,江戸時代後期に焼失し,現在は1968(昭和43)年に再建された天守閣と天狗書院,野面積みの石垣が往時を偲ばせる。一帯は眺望のよい史跡公園として整備されている。◎金森長近(1524-1608)安土桃山時代の武将。織田信長臣。朝倉氏滅亡,一向一揆討伐ののち,大野城主に任ず。要仲素玄と号し一家の茶系を立つ。◎土井利忠(1811-68)江戸生れ。大野七代藩主。藩政を大改革し,軍制の改革,洋式船建造,蝦夷地開拓,病院の創設などで著名。ことに洋学振興に努力し,多くの洋書を翻訳出版した。