法多山尊永寺
可睡斎・油山寺とあわせて遠州三山と呼ばれる古刹。通称”法多山(はったさん)”と呼ばれ、本尊の正観世音菩薩は厄除け観音として広く信仰され、多数の参詣客が訪れます。神亀2年(725)聖武天皇の勅令を受けて行基が開山。今川・豊臣・徳川など武将の厚い信仰を得て栄えたが、明治維新に朱印地を返還し12坊を廃して現在に至っています。境内で売られる厄除け団子は名物として有名で、また桜の名所としても知られ、約400本のソメイヨシノと、その他300本の桜があります。
小國神社
遠江一の宮で1450年もの歴史をもつ。老杉繁る参道や境内はまさに「古代の森」の名にふさわしい荘厳な雰囲気。初詣には県内外から多くの人で賑わいます。花処としても有名。
静岡県周智郡森町一宮3956-1
(2) 東名袋井ICから車で(県道280号線沿い)
事任八幡宮
事任八幡宮は「枕草子」にも名前が記され“思いのままに願い事が叶う”神社として信仰されています。ご神木の大杉は、坂上田村麻呂が植樹したと伝えられ、県の天然記念物に指定されています。例大祭は秋に行われます。
油山寺
大宝元年(701)行基の開創と伝えられ、天平勝宝元年(749)孝謙天皇眼病の折、境内「るりの滝」の加持祈祷された水で洗浄したところ快癒したことから、天皇の勅願寺となりました。広大な境内は昼なお暗い杉林におおわれ、渓流や滝があり深山霊谷の趣が濃く、木々の緑に映える朱塗りの三重塔が美しい。掛川城の御殿下御門を移した山門、三重塔、本堂内厨子は重要文化財となっています。
行興寺
時宗の寺で、本尊は熊野(ゆや)が信仰した十一面観世音菩薩である。境内の一画には、熊野が生前愛したと伝えられている推定樹齢800年のフジの古木があり、毎年フジの花見の人々で賑わう。境内には、熊野御前とその母の墓の他、熊野の歌碑、近年寺を訪れた歌人、俳人の碑も建てられている。
大洞院
大洞院は、全国に3,400もの末寺をもつ名刹で、境内には開山以来消えたことのない「消えずの灯明」など、数々の伝説があり「伝説の寺」とも呼ばれています。門前に清水次郎長28人衆の「森の石松」の墓があります。
府八幡宮
天武天皇の曾孫桜井王が遠江国司として赴任した際、国府の守護神として勧請したと伝えられる。楼門は県指定文化財。中門、本殿、拝殿及び幣殿は市指定文化財。秋には府八幡宮祭典が行われ、賑わう。また、4万平方メートルの敷地は自然林に恵まれ、静岡県の「ふるさと自然百選」に選ばれている。
龍尾神社
1,000年以上の歴史を持ち、戦国時代に築城された掛川城の守護神にもされた神社。また、境内の花庭園では、2月中旬〜3月下旬にしだれ梅、6月上旬〜7月上旬まであじさいを見る事ができ、特にしだれ梅は境内に250本余並らび見る者を感動させます。
静岡県掛川市下西郷84
(2) JR東海「掛川駅」からタクシーで
(3) 掛川ICから車で
(4) 西郷ICから車で(掛川バイパス(国道1号線バイパス))
可睡斎
遠州三山のひとつ萬松山可睡齋は、「お可睡(おかすい)」と呼ばれ、多くの人々に親しまれている東海屈指の曹洞宗の巨刹です。応永年間(西暦1394年)頃、大路一遵が久野城主、久野宗隆の援助を受けて開いたと伝えています。寺名には家康伝説が伝わり、第11代住職の等膳和尚は可睡和尚と呼ばれたことは広く知られています。広い境内に本堂、書院、方丈など多くの建造物が立ち並び、小高い地には秋葉山から遷座した秋葉三尺坊大権現も祀られています。花の寺としても名高く、春はボタン(150種、5,000株)、夏は鷺草、秋には紅葉が堪能できます。禅寺ならではの精進料理も楽しむことができます。
矢奈比売神社
見付天神ともいい、東海随一の学問の神様として知られ、旧暦8月10日直前の土・日曜日に開催される天下の奇祭、見付天神裸祭(国指定重要無形民俗文化財)は有名。参道には怪物退治の伝説で有名なしっぺい太郎の銅像がある。
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