護国寺庭園
江戸時代、貞享年間(1684〜88)の作庭で、池泉廻遊式である。当山の住持頼教上人が阿波竹林院の鉄崖禅師を招いて教えを乞い築造した。
恵日寺の庭園
恵日寺の庭園は、江戸中期の庭園で、県重文指定の名園である。眺める人の心を落ちつかせ、幽久、静寂の境地に導き入れてくれる。
長泉寺庭園
江戸時代初期に造られた池泉鑑賞式庭園は名園として知られています。大日如来が祀られている。広さに二百八十平方メートル、安土桃山時代に庭木として使われていたソテツの群生は、それぞれの本数を「七・五・三」と分けて植え縁起がいい数字で寺の繁栄を願う。竜方の池の中央には、石橋が架かり、枯滝石組みや鶴亀を模した平石を配置。仏を表す大、中、小の3つの立石が勇ましく並び、当時の剛健な意匠が景観を引き締めています。(1985年 県重要文化財に指定)
妙勝寺の庭園
足利尊氏にはじまり、細川・蜂須賀の歴代淡路の領主が信仰してやまなかった妙勝寺の庭園は、鶴島・亀島・蓬莱の延命長寿の庭として有名な淡路最古の庭園である。妙勝寺は淡路市釜口にあり、天然記念物の大くすの木がある。紅葉の見頃は11月中旬。
伊藤氏庭園
室町時代末期、十代将軍足利義植の作庭。王子の森を背景に三段落ちの竜門式滝を作り、池泉には鶴亀島など四島を一直線に配し、3つの石橋をかけている。戦乱の世の歴史の落とし子である。
欅田均氏庭園
江戸末期作庭の茶屋ふうの池泉回遊式庭園。池の周りを回遊する形式で、池には大きな中島がある。護岸石組も美しく、二段落ちの滝石も正統の手法がそのまま残っている。江戸末期の特色を示す優雅な庭園である。