白川水源
阿蘇山と南外輪山に囲まれた南阿蘇村の白水地区では、いたる所から水が湧き出ている。村の南縁を北西へ流れ、遠く「有明海」を目指す白川。その源流が吉見神社境内にあり、全湧水中最大規模の白川水源。日量は9万tで、水温は年間を通じて14度。透明度が高いため、大量の水が池底の砂を舞い上がらせて湧出しているのを見ることができる。飲み心地の柔らかい水は、お茶の味を最大限に引き出すといわれ、平日でも九州各県から多数の人々が集まり、水を汲んでいく。地酒やボトル詰めのミネラルウォーターの原水としても使われ、地場産業の発展にも役立っている。日本名水百選。
阿蘇中岳火口(阿蘇山上)
活発な噴火活動を続ける中岳。白い煙をあげる火口周辺は、溶岩の露出したダイナミックな山肌を望む風景が広がっている。火口を間近で見学するには有料の阿蘇公園道路を車で上るか、ロープウェーを利用すればOK。また、雄大な景色に包まれて徒歩で登るのも趣深い。ガス発生による登山規制もあるので注意を。
南阿蘇鉄道トロッコ列車
高森〜立野間を結ぶ南阿蘇鉄道。普段はレールバスが走っているが、人気は1日2往復運転するトロッコ列車。ガタガタと揺られながら約1時間、のんびりと南郷谷の風景を眺めながら列車の旅。運行日は3月第4土曜〜11月第1日曜の土日祝と春夏休み期間の毎日。雨天の場合は運休。乗車券は当日発売なので注意。
池山水源
熊本県の北東部に位置し、環境省全国名水百選、熊本県名水百選に選ばれた池山水源は、毎分約30tという豊富な湧水を誇っているおり、水温は13.5℃で量・温度ともに四季による変化は認められていない。一帯は樹齢200年を超える杉などの樹木が茂り、冬でも成熟した緑を保つ水藻の繁殖が、湧水の水の含む養分の豊富さを示している。舌に清涼感を与える水は、ミネラルが多く飲用に最適であり、昔から地域の人々の貴重な飲み水として、また農業用水として利用されてきまた。ご飯やコーヒーに最適といわれるこの水を目当てに、県内外各地から毎年多数の観光客が訪れ源水を汲んでいく。約1,500m以上の山々からなる久住山麓の伏流水として出でるこの湧水は、玉来川となって大野川へ流れ込み、遠く別府湾へ注いでいる。
熊本県阿蘇郡産山村田尻14-1
(2) 宮地駅からバスで
阿蘇ファームヴィレッジ
男女それぞれ1000坪の広大な庭園に屋内大浴場、展望風呂、岩風呂、寝湯、ミネラル湯など18ものお風呂が楽しめる。阿蘇火山温泉、青空の下、阿蘇の山々を見渡しながら自然の風に吹かれる爽快感は一度体験するとやみつきに。阿蘇の自然を独り占めしている気分をあじわってみては。
南阿蘇ルナ天文台
標高600mの阿蘇のすばらしい自然環境の中にある天文台。それだけに、夜の部での九州最大の82cm反射望遠鏡を使った星空散歩は、星の多さに驚かされる。また、昼の部では太陽望遠鏡を使い黒点やプロミネンスの観測や、生解説でプラネタリウムを行っており、年間を通じて星空を楽しむことができる。
アーデンホテル阿蘇
阿蘇の立ち寄り湯として人気の大阿蘇火の山温泉。かけ流しの天然温泉と露天風呂が楽しめる。風呂と食事が楽しめる『お昼御膳』は2000円と手頃。11時〜16時までゆっくりできるレディースコースは風呂、食事、部屋休憩、カラオケ付きで3500円。自家製ケーキ、プリン、ソフトクリームなどもある。
地獄温泉「清風荘」
地獄温泉の一軒宿。泥湯の「すずめの湯」は浴槽の底からお湯とガスが吹き出しており、皮膚病やアレルギー肌、リウマチなどによいと評判。混浴だが、脱衣所と内湯は男女別。濁り湯なので、夜なら女性でも一層入りやすい。食事処「曲水庵」は『野鳥そば』(600円)がとても美味しく、囲炉裏焼きもイイ。
民宿山の里
自営の牧場で育てた赤牛を使用し、山や自家菜園でとれた山菜と野菜の漬物が約12種出される『山菜定食』(2950円〜・要予約)や、『焼肉定食』(2450円〜)がおすすめ!季節ごとに漬物の種類が変わるというのも楽しみ。露天風呂の利用も可能なので、おいしい食事の後にどうぞ(10時〜15時)。
旅の宿 阿蘇の湯
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