白銀公園
木造旅館が立ち並ぶ銀山温泉は、江戸初期、大銀山として名を馳せた延沢銀山のあった場所。その銀坑洞と銀山川の周囲を含めた自然公園が白銀公園。渓流沿いに約50分の散策コースが整い、夏の納涼には最適。轟音をあげる白銀の滝で憩い、銀坑洞の寒いくらいの冷気に肌をさらせば日頃のストレスも解消されそう。
銀山温泉 足湯「和楽足湯」
大正時代の面影を残す趣のある木造宿が立ち並ぶ銀山温泉。その町中を流れる銀山川沿いに設けられた共同足湯がココ「和楽足湯」。各旅館と同じ源泉から引かれている足湯は無料で、歩き疲れた観光客はみなひと休みをしていく。昔ながらの風情が残る共同足湯で、のんびり大正ロマンに浸れるとあって人気も高い。
伊豆こけし工房
「おしん」で有名になった銀山温泉。ここで「おしん」に出てくるこけしのモデルを製作した職人が伊豆さん。世界中で放映されている「おしん」を見て、海外からもお客がやってくるという。注文に応じて製造する、赤ん坊と同じ身長・体重の『誕生こけし』も人気。十分一番所跡地の工芸館では作業を見学できる。
トトロの木
本名は「小杉の大杉(曲川の大杉)」。根回り6・3m、高さ20mもある大木だ。少し離れたところからの眺めがアニメの「トトロ」に似ていることから、鮭川村の人気スポットに。芯が2本あることから夫婦杉、縁結びの杉とも呼ばれ、夫婦で手をつないで杉の根元で休むと子宝が授かるという言い伝えもある。
共同浴場 上ノ湯
温泉街のほぼ中央にある共同浴場で、肘折温泉を開くこととなった由緒ある源泉を引く。温泉街のほとんどが温まり湯なのに対して、ここのみ「冷え湯」を引き湯している。火照り分を取るという独特の泉質は、手術後や創傷、のぼせ、あせもにも効果がある。地元の人とふれあいながら入り、会話も楽しみたい。
谷地ひなまつり
江戸時代に盛んだった紅花交易により、この地域には様々な京文化がもたらされたが、そのひとつが雛人形。毎年、月遅れの4月2日・3日に行われるひなまつりでは、代々大切に引き継がれてきた享保雛や次郎左衛門雛、有職雛、古今雛など、折り紙つきの逸品が一般公開され、県内外から多くの見物客が訪れる。
角沢街道の丸仏
宝暦・天明の飢饉での餓死者の供養碑。
木造十六羅漢像
江戸中期の作で等身大極彩色の坐像。
芭蕉奥の細道氷室の句碑
芭蕉が「奥の細道」の旅の途中、新庄に立寄った際の句。
小見川
湧水池「地蔵沼」が小見川の水源。イバラトミヨ特殊型の生息地。山形空港に隣接する羽入地区は、湧水地帯。戦前には地面を10cmも掘れば、水が湧きでてくるほどで、各家庭では「どんこ水」といわれる井戸を掘り、生活用水として利用していた。「どんこ」とは、井戸掘り業者の掛け声「どっこいしょ」からきた言葉とも井戸掘りの方法の一つである「独鈷井(どんこせい)」からきた言葉ともいわれる。日本名水百選。
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