湯河原温泉
神奈川県の西南端、千歳川、藤木川の渓谷に沿って位置する湯河原温泉。「万葉集」にも詠まれた古い歴史を持ち、温泉の発見には諸説あるが、なかでも「怪我をしたタヌキが発見した」というのがもっとも知られている。江戸時代にはすでに湯治場としての賑わいを見せており、明治から近年にかけては夏目漱石や国木田独歩をはじめ多くの作家たちが創作に交遊にと湯宿を利用していた。現在では150軒以上の宿泊施設があり、土産店や商店とともに賑やかな湯の町情緒を漂わせている。泉質-ナトリウム一塩化物・硫酸塩泉/泉温-60.9度/効能-切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病など
奥湯河原温泉
湯河原温泉の中心部から、藤木川に沿って約2kmさかのぼった山あいの温泉。湯河原温泉よりもはるかに静かな環境にあり、旅館の設備もよいので、静養に適している。