中山道ひし屋資料館
古山家住宅を復元し、大井宿の町屋を体験してもらう施設として、平成12年9月に開館。
永保寺観音堂
正和3年(1314年)夢窓疎石の建立。和様・唐様の折衷した建築で、一重の裳階をもつ入母屋造。桧皮葺の屋根は、どっしりとした安定感を感じさせる。水月場、観音閣ともよばれ、堂内には本尊の聖観音菩薩坐像が納められている。境内自由、建築物の中には入れない(国宝)。
細久手宿大黒屋
尾州藩の指定宿。本卯建、玄関門、式台、上段の間など往時のまま残っている。
旧太田脇本陣林家住宅
母屋は2階建て(国重要文化財)。屋根にうだつを張り出す。明和6(1769)年にたてられた建物で、格子戸と連子窓、屋根の両端に設けられた[うだつ]など、江戸時代そのままの姿を今につたえています。国の重要文化財になっています。住まいになっていますので見学には予約が必要です。
木村邸
木村家は江戸中期から末期に栄えた問屋で、藩の財政困窮のたびに御用金を調達して、その危機を救いました。それゆえ、藩主より特別な存在として認められ藩主自身が幾度となくこの木村邸を訪れたといわれています。建物は明和2年に建ち、藩主出入りの玄関口・表通りに面した武者窓・上段の間・欄間・茶室などは江戸時代の町家としての様式を至る所に留めており、城下町の歴史を偲ばせてくれます。(町指定建物文化財)
永保寺開山堂
文和元年(1352年)足利尊氏により建立と伝わる。典型的な唐様建築である。入母屋造・桧皮葺の屋根は軒下の複雑な組木に支えられ、伸びやかで強いそりを見せる。建物は後世の権現造の原型となる様式。境内自由だが建築物の中には入れない(国宝)。
かしも明治座
明治27年に建てられ、現在は岐阜県指定重要有形民族文化財に指定されている。
大湫宿観音堂
道中安全・病気全快の観音様。文政7年の宿大火に類焼し、現在の堂宇は弘化4年に再建、三尾暁峯筆による60枚の絵天井。
大湫宿脇本陣
大名・公家が使用。部屋数19・畳数153・別棟6という大きなもの。
天猷寺ハナノキ門
瓦葺の楼門で、たるきの形式は鎌倉矩と呼ばれる特殊な技法を採用している。柱・桁など全てがハナノキ材で建てられており、理学博士三好学氏著「天然記念物解説」の中でも「この山門は国内唯一のハナノキ門である」と紹介されている。
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