玄宮園
彦根城の北側の内濠に面している。唐の玄宗の離宮にちなんで名付けられた彦根城の外園である。作庭者は井伊家の香取氏で、豪壮な巨石をふんだんに使い、力強く見事な石組としている。当時の琵琶湖の入り江を利用して魚躍沼を中心とした意匠で、鶴鳴渚、蘇鉄山等の中島や岩島を配し、変化のある風景をつくりあげている。
阿自岐神社庭園
奈良時代の池泉で日本庭園史のなかでも貴重なもの。
慶雲館庭園
旧長浜駅舎前に建つ。明治20年(1887年)明治天皇の行在所にあてられた。明治造園家7代目小川治兵衛の手による庭園は池泉回遊式で、築山、池泉、松などが見事に調和して美しい。毎年早春(1月20〜3月10日)には盆梅展が開かれ、樹齢400年にもなる梅の老木が約90鉢も展示される。
龍潭寺庭園
わが国造園の師、夢窓国師を祭り、小堀遠州の供養塔や庭聖殿がある。鶴亀と蓬莱山を配した池泉鑑賞式。
光浄院庭園
国宝の客殿の縁下に池がくい込み,山麓を利用して配石・配樹を流れるよう華麗に工夫した名園。要予約。
天寧寺庭園
江戸後期の作で,池泉鑑賞式庭園である。
明照寺庭園
山水の庭園で,池を回遊すると芭蕉の笠塚がある。
大通寺含山軒蘭亭庭園
含山庭は観賞式枯山水の庭園で盛砂・椿・伊吹山の借景が特徴。蘭亭庭は配石の見事な観賞式池泉庭園。
金剛輪寺庭園(明寿院)
池泉回遊庭園で、たくみに老杉蒼松の自然を背景にし、桃山・江戸初期・中期の三段からなる名園。
滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874番地
(2) 名神八日市ICから車で
(3) 名神彦根ICから車で
西明寺庭園(蓬来庭)
山をうまく取り入れ、山畔に施された薬師如来、日光菩薩、十二神将と名付けられた石組が、寺の縁起を語っている。度々の災害で庭の様子も多少変わっているが、鎌倉時代の面影を残している部分も多い。
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