池田屋跡
三条小橋の西に石碑が立つ。1864(元治元)年6月5日、新撰組と長州藩士が戦い、後に池田屋騒動と呼ばれた事件の場。このとき長州藩士は池田屋旅館で御所焼き討ちの策を練っていたという。
高瀬川一之船入
高瀬川は角倉了以によって開かれ、かつては荷を積んだ船が行き交っていた。一之船入は江戸時代の船運の貴重な遺構。
二條陣屋
陣屋建築の遺風を伝える土蔵造りの防火建築で,大名の旅宿にも使われた。個人の所有だが申込み制で見学できる。見学は申込み制。
京都府京都市中京区三条大宮町
(2) 地下鉄「二条城前」下車から徒歩で
(3) JR「二条」駅下車から徒歩で
頼山陽書斎山紫水明處
江戸後期の儒者・頼山陽が晩年に構えた書斎で、鴨川に面した小さな藁葺きの庵。四畳半の部屋からは東山が望め、頼山陽は京都で一番眺めの良い場所として“山紫水明処”と名付けた。現在は頼氏の別宅になっているが、直筆の文書などそのままに保管され、希望者は見学できる。予約制(申込要)。
古義堂跡
江戸初期の儒学者伊藤仁斎が、自宅に開いた古義学の私塾。現在の建物は1890(明治23)年の再建だが、門の北にある2階建土蔵造の書庫は当時のまま。蔵書は天理図書館に保存、内部は非公開。外観のみ自由見学
大極殿跡
平安京は現在の上京区西南部、西陣一帯に大内裏を置いていた。その正殿の大極殿は、1177(安元3)年に焼失。いまは児童公園内に跡を示す碑があるだけ。