哲学の道の桜
道路沿いにサクラの並木が続き、春には一陣の風とともに花吹雪となって花びらが疏水の水面に散って流れてゆく光景が眺められる。秋にはサクラの葉が錦に染まって予想以上に美しい紅葉美が楽しめる。
三千院の紅葉
バス停大原から三千院へ向う参道の両側にはカエデとサクラが混植されており、11月中旬の紅葉の盛りには見事な眺めとなる。真紅と赤黄色のカエデの葉がトンネルのようになって訪れる人を迎える。
三千院のシャクナゲ
初夏の三千院は、以外に穴場でありシャクナゲや苔が美しい時期である。
三千院の紫陽花
三千院は大原の里を望む閑静な高台にあり、周囲に堂々とした石垣をめぐらした門跡寺院。境内の裏山にはあじさい苑があり、約3000本のアジサイが植栽されている。苑内には遊歩道がのび、いたるところにベンチが設けられ休憩所もある。秋の紅葉、春の桜もすばらしい。
宝泉院の紅葉
座敷から眺めると庭が一面に見える。棧が横に長い四角形をかたどるため、それは一幅の絵のような眺め。紅葉のころは特に美しい。書院を囲む庭はいわゆる「松竹梅の底」と呼ばれるもので、青々と伸びる竹と真紅のカエデとのコントラストが鮮やか。夕暮れどきには西日がバックに紅葉を照らしてさらに美しさに輝きをそえる。樹齢500余年の富士山形の五葉松も有名。
古知谷阿弥陀寺の紅葉
阿弥陀寺は大原の北のはずれにある、念仏道場。中国風の山門の周囲には楓樹が多く茂っているが、中でも樹齢760余年の天然記念物の古知谷カエデは大きな幹を広げ、紅葉のころには山もろとも赤く燃えるよう。大原の喧騒からはなれて、静かに紅葉を楽しむことができる。
峰定寺のシャクナゲ
峰定寺は花背でももっとも奥深い山中の、清流に面した急斜面に建つ、シャクナゲの名所。仁王門から老杉を縫うようにして険しい参道を登っていくと、中腹には日本最古の舞台造建築である本堂や供水所などがある。山内は奈良の大峰山にも対応される修験道場。