桂離宮庭園
中央に複雑な汀線をもつ面積6700平方mの池があり、大小5個の中島を浮かべている。池のまわりに7つの茶亭を配置し、それを連絡する苑路をめぐらし、苑路に沿って築山や野筋、島や入江や州浜など、移り変る景観を歩きながら観賞する回遊式庭園である。途中に16の石橋・板橋・土橋をかけ、要所に形のよい石燈篭23個と8つの手水鉢を置き、また石組と植栽を使って深山幽谷、あるいは海辺や田園の風景を表現している。書院や茶亭のまわりのまっすぐな苑路、反りのない力強い石橋、舟着きの切石護岸や方形の舟溜りなど、それまでの日本庭園に見られなかった直線的な意匠が大胆にとり入れられていることも注目される。宮内庁京都事務所参観係に前もって往復はがきで申込み要。
酬恩庵庭園
方丈庭園は江戸時代の庭園で、巨石を配した枯山水庭園。一休の居室虎丘庵の庭は室町期の村田珠光作。団体予約要。
浄瑠璃寺庭園
浄土信仰の影響をうけた庭で、池を中心に阿弥陀堂と三重塔が左右にたち、静かな景観の浄土式庭園。