ふるさとこみち(四国のみち)
四国自然歩道・四国のみちともなっており,瀬戸内海,山々の緑のコントラストが見逃せない。
世田山遊歩道
標高339mの世田山は、奇祭「きうり封じ」で有名な栴檀寺(世田薬師)の西側の山で、南北朝時代の古戦場跡である。「太平記」には、ここでの合戦の模様が詳述されている。1342年から1392年の間に3度の戦が行われ、伊予の守護・大舘氏明公他17名が自刃した地である。栴檀寺・奥の院の隣りに、武将たちの墓がある。 麓からは旧朝倉村の笠松山へ抜ける遊歩道が整備されており、やや急峻な所もあるが、ゆっくり歩いても30分あれば山頂に着く。一帯は国立公園に指定されており、その眺望は目を見張るものがある。しかし、立木が成長し、ビューポイントが少なくなってきているのが残念である。 県道を隔ててすぐ東にある永納山遺跡などとあわせて、ゆっくり散策できる絶好のハイキングコースである。 この遊歩道は「えひめ森林浴八十八ヵ所」に指定されている。