雲洞庵
曹洞宗。越後一の寺で約1,200有余年の歴史があり、当庵十世、北高全祝禅師は越後の国主上杉謙信、甲斐の国主武田信玄の禅の師として、民百姓の迷惑を思われ両雄に川中島で戦うよう図られたり、謙信公に塩を甲斐に送らせるよう指導。師は後に武田家の菩提寺、龍雲寺の開山となり、以来、雲洞庵の赤門、龍雲寺の黒門と言われ栄えた。宝物殿には、両雄の書状等多数展示されています。また本堂は、室町時代永亨年間上杉憲実公によって建立されたが、後江戸時代宝永4年(1707)年に再建で豪壮な木組みは深い積雪にも耐えられるように造られて、県の指定文化財になっています。
関興寺
戦国時代に戦火に遭った際、600巻の大般若経は味噌桶の中に納められ無事だったことから「関興寺のみそなめたか」という言葉で有名である。
毘沙門堂(吉祥山普光寺)
毘沙門堂は、約1,200年前に四道将軍坂上田村麿呂により建立(昭和6年炎上、再建)され、守護仏毘沙門天王をまつる。なお、堂内は、日本三大奇祭、裸押合大祭(3月3日)の押合いの場ともなる。山門は、日光の陽明門を型どったと言われ、総けやき造りで、豪華な彫刻で飾られている。仁王門階下の天井の双龍の図は、江戸下期を代表する絵師谷文晁の力作。また、楼天門天の吉祥天女24枚画(板谷桂舟作)も有名。
龍谷寺
白亜の殿堂龍谷寺には、ハワイから寄贈された観音像や開運十一面観音像が置かれ、隣の120体の仏像が安置されている妙光堂は日本の優れた建築10傑のひとつに数えられている。
薬照寺
真言宗の古刹。終戦後の昭和20年、ビルマ政府首相バー・モウが隠棲したお寺としても有名。本堂際には、有名絵画、中国古鏡、俑陶磁器等を展示した宝物殿がある。境内には県の天然記念物「大カツラ」がそびえる。宝物殿には有名絵画、中国古鏡、俑、陶磁器等を展示しており、年中無休 9時〜16時で見ることができる。
国指定重要文化財『松苧神社』社殿
大同2年(807年)坂上田村麻呂将軍が奴奈川姫を祀るため建立させたと言われています。戦国時代には上杉謙信をはじめとする戦国武将が祈願所として信奉し、上杉謙信が奉納した軍配が今でも残っています。現在の社殿は明応6年(1497年)に建てられたことが判明し、県内最古の茅葺屋根木造建築物であり国の重要文化財に指定されています。豪雪地の山上にあり、修験道の遣構も見られて、類例の少ない珍しい建築物です。
天昌寺
小説『天地人』上巻第四章「雪崩」には鈴木牧之のことが書かれています。天昌寺は、雪国の風土を記した『北越雪譜』の「寺のなだれ」の舞台になっています。天昌寺は、越後三十三観音礼所十二番の曹洞宗雲洞庵末の寺です。平安時代中期、恵心僧都源信により創設されました。寺宝の三体の仏像は鎌倉時代のもので、県の文化財に指定されています。
石上神社
曹洞宗宝林寺の伽藍守護神として創立。紀元2600年記念大増改築の際、横山大観、山本五十六ら各方面一流の人達の書画69点が格天井として献上された。
法音寺
天平7年(西暦735年)藤原麻呂が建立したといわれる真言宗智山派の古寺。阿弥陀如来像や宝物があり、30年に1回、御開帳を許される。
八海山尊神社
信仰の山八海山を祀っており、高さ8.5m、柱の直径70cm、笠木の長さ6mの大鳥居は御影石造りの一枚岩の鳥居としては日本一といわれており、7月1日の山開きや10月20日の大火渡祭には、信者や愛好者で賑わう。
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