砺波平野のチューリップ畑
礪波(となみ)市のチューリップ球根は全国一の生産量を誇っている。水稲後作で切花栽培を始めたことが元になり、今日に至っている。4月下旬には畑一面じゅうたんのように咲き揃ったチューリップが見られる。市内には、約350種100万本の球根を植えたチューリップ公園もあり、毎年4月下旬から5月上旬に開かれる。“チューリップフェア”は全国より大勢の観光客がおとずれ、多彩な行事が催される。
砺波平野の散居村(散居村展望台)
カイニョと呼ばれる屋敷林に包まれた農家が50〜100mほど離れて散在。耕作・防火に利点あり。世界的にも珍しい眺望。
散居村
この地方特有の景観、家々が100m程の間隔をおいて点在している。
いものにょ
この地区の特産品里芋を越冬貯蔵するため、水田のあちこちに円錐形の土饅頭に藁をかぶせた風景が見られる。
福光町の干柿
年間700万個に達する干柿「富山干柿」を産し,晩秋には柿を干す風景がみられる。
散居村
散居村が現在の姿になったのは江戸時代。乾いた扇状地を耕作するため、用水に沿って家を建て、屋敷林を育ててきた。屋敷林は杉やケヤキが多く、屋敷林のおかげで夏は涼しく冬は暖かい。しかし生活様式の変化にともなって屋敷林は減り、散居村の形態は次第に崩れつつある。