東福寺の紅葉
紅葉の季節になると、東から流れてくる三ノ橋川や川に架かる偃月橋を彩るようにカエデなどが紅葉する。特に通天橋からの眺めは美しい。
永観堂の紅葉
広い境内にはカエデが多く、紅葉の名所として知られている。垣のようにめぐらした岩に紅葉がはえているさまをいう「岩垣もみじ」で知られる。いちばん奥の多宝塔から見下ろすと、紅葉の海の中に端正な堂宇の陰が見え隠れする。
円山公園の桜
東山を背景とした約10haの大公園で,シダレ桜が特に有名。
清水寺の紅葉
桜の名所として知られるが、秋には万株の楓樹が紅や黄色に境内を染め上げる、ダイナミックな紅葉を楽しむことができる。清水の舞台の崖下は錦雲渓といわれる渓谷で、北山の高雄とも比べられる壮観さである。
源光庵の紅葉
京都十傑のひとつとして賞賛されるほどの眺め。庭園のカエデは紅葉の盛りが微妙にずれるため、比較的長い期間、紅葉を楽しめる。特に朝や夕暮れの光の中で見る庭景色はすばらしい。
平野神社の桜
平野神社は北野天満宮の北西に鎮まる古社で、歴朝の崇敬、のちに武門の信仰をも集めた。境内には桜の木が多く、約40種にも及ぶ名木・珍種が咲き乱れて、花の名所となっている。本殿は平野造(比翼春日造)と呼ばれる特殊な形式。
真如堂の紅葉
真如堂は黒谷の丘続きにある閑静な寺。山門を入ると広々とした石畳の参道が続く。この両側には楓樹が大きく枝を張っていて、右手に立つ三重塔を浮かびあがらせている。この三重塔は重厚なつくりで、紅葉の時期には鮮やかな真紅の色と好対照をなしている。
平安神宮の桜
神苑には池を中心にした約3万平方mに及ぶ広大な回遊式庭園があり、ベニシダレザクラの名所となっている。1500本ほどで、明治28年の平安神宮創建の際に植えられたものばかりである。
南禅寺の紅葉
石川五右衛門の“絶景かな”で有名な三門の楼上からは京都の町並みと伽藍が一望のもとに見渡せる。山水の渓谷美を誇る約45,000坪という広大な境内は、秋ともなれば紅葉一色となって“絶景”そのもの。方丈南の高台にある南禅院は南禅寺発祥の地と伝えられるが、庭園は南禅寺が離宮として造営された当時のおもかげを残す池泉回遊式庭園で、秋には紅葉に包まれて幽邃の世界をつくりだす。
平安神宮のツツジ・サツキ・キリシマ
平安神宮の神苑は大きく四つに分けられている。東神苑に咲くツツジの奥には池に架けられた橋殿が浮び見る人の目を楽しませている。
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