藤白坂
藤白神社から旧熊野古道をたどって藤白峠あたりまでの約2kmの坂道で、途中には、蘇我赤兄の陰謀により絞殺された有間皇子の墓と歌碑がある。
紀州徳川家廟所
紀州歴代の藩主の墓所として、荘厳な趣きのなか、墓碑や石灯篭・墓所を造成する石垣等壮麗豪華な石造遺構は全国的にも近世大名墓所の代表的なものである。
医聖華岡青洲生誕地
医聖華岡青洲墓地
江戸末期の医学者で世界ではじめて麻酔薬を創製した華岡青洲は旧那賀町の生まれである。小説『華岡青洲の妻』などの影響で、その墓を訪ねる人も多くなった。小さな森の中に高さ1.5mの墓、そのうしろにやや小さく妻加恵と母於継の墓が建っている。細いあぜ道をぬけて東へ200mほどのところに土蔵だけ残る生家があって大きな碑が建っている。
無量光寺
紀州藩10代藩主、徳川冶宝が和歌山県出身の徳本上人の功徳をたたえて建立された浄土宗の寺院。境内にある高さ3mの首大仏が有名だ。元は末寺の仏像だったが天保6年(1835)に焼失。溶け出した銅だけで鋳造されたのが大仏の首だった。首から上の願いを叶えてくれるとされ、受験生の参詣も多いそうだ。