青のり干し
四万十川特産品青のりを干す風景が初冬〜初春に見られる
興津
県立自然公園に指定されている景勝地であり、ユニークな土用竹の生垣に囲まれた集落がある。室町時代に郷分の区画が整理され、京都に模した碁盤状の地割を定め、京風の地名が付いたと伝えられる。垣内には住宅のほか、菜園や農作業場をも包み込んで、ひなびた風景をかもし出している。
津野山郷
高知県北西部、津野町・檮原町一帯の山村地帯を津野山郷と呼ぶ。美しく手入れされた茶畑の中をつづら折れに登る布施ケ坂をひたすら登っていく。山肌にへばりついた民家や段々畑が、登るにつれ遠く小さく箱庭のようになる。そして登り切ると津野山郷。緑の山肌をわたる心地よい山の冷気。四万十川の源流をなす谷川の清冽な流れ。点在するカヤブキの民家。やわらかで、やさしげな山村風景が広がる。