武家屋敷
島原城築城と同時にできた扶取七十石以下の武士の屋敷跡で,上から上新丁,下新丁,古丁,中の丁,下の丁,江戸丁,新建と7つ町筋が碁盤の目のようにできている。家と家との皆壁も境界もなく,鉄砲のように筒抜になっていたところから,総称して鉄砲丁とも呼んでいる。また通りの中央に溝を堀り飲料水を流していたが現在は下の丁だけに残っている。また下の丁には,三つの武家屋敷を昔のままで残している。
富津
雲仙岳の麓,小浜温泉にほど近い,古くからの小さな漁村集落である。入江を囲む斜面に集落があって,全体としてこぢんまりとまとまっている。町並みは斜面をはいのぼる形で形成されており,各戸から海の眺望が可能である。見事な石垣築造である。