百草園
百草八幡宮の北に接し、もとは江戸時代に建てられた松連寺の庭園で、名園として知られ、多くの文人墨客が訪れた。中でも若山牧水はとくにこの地を愛したという。現在は梅の名所として有名。眺望も良い。
滄浪泉園
武蔵野の風情を色濃く留める庭園。この名は元首相犬養毅氏が「波のように青い水をたたえた泉」との意味から名付けたもの。湧水・池・ハケそして樹林とが一つの自然の姿を形づくり,市街地の中に残る庭園として貴重なものである。
殿ケ谷戸庭園
大正初期,満鉄副総裁の江口氏によって造成され,のちに三菱財閥岩崎家の別邸となっていた庭園。武蔵野段丘の南側斜面のハケの地形,湧水池,武蔵野の植生を生かした和洋折衷の林泉回遊式で,面積は約2万1000平方m。杉やモッコクなど,多種の樹木・野草に加え野鳥も多い。新緑・紅葉期の格別な美しさは,訪れる者を魅了する。