金沢城石川門
金沢城三の丸にある搦手門で,鉛瓦葺き,表門と左右太鼓塀,櫓門,櫓がある桝形門。
武家屋敷跡野村家
長町で唯一、一般公開されている武家屋敷跡。代々奉行職を歴任してきた加賀藩士・野村伝兵衛信貞の屋敷跡を公開しており、格式を重んじた当時の様式を見学できます。加賀藩のお抱え絵師、狩野派の画人・佐々木泉景による山水画をほどこした襖や、総檜造りの格天井、ギヤマン入りの障子戸など、文化財的な評価も高い屋敷です。野村家の庭園は樹齢400年の山桃や椎の古木や六尺に及ぶ大雪見灯篭、さくらみかげ石の大架け橋などが絶妙なバランスで配置されており、濡れ縁のすぐ下にまで迫る曲水、落水を配した佇まいは、屋敷と庭園が見事に調和した造りを見せています。また、石造りの階段を上ると茶室があり、眼下に庭園を眺めながらお抹茶を頂くこともできます。2009年にミシュランの観光地格付けにて2つ星に選ばれ、また過去には米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」誌の日本庭園ランキングで第3位に選ばれるなど、海外からも高い評価を受けています。
尾山神社神門
高さ25m,3層の和洋折衷の建築で,第3層に美しいギヤマンをはめている。夜には灯りがともり、幻想的。
成巽閣
兼六園の東南隅にあり、13代藩主前田斉泰の母堂の隠居所として建てられた。木造2階建て、寄棟造りの中は贅美の限りを尽くしてあり、特に大名書院造の謁見の間にある花鳥透彫りの彩色欄間やギヤマン、絨毯には目をうばわれる。
珠姫の寺・天徳院
珠姫の生涯を描いたからくり人形の拝観が出来る。
加賀藩十村役「喜多家」
国指定重要文化財
金沢城三十間長屋
城の西南隅にあり、長さ48m・幅5mあまり、2階建、腰回りはナマコ壁となっている。1858年(安政5年)の再建で倉庫および防御砦の機能をもち、出窓・鉛瓦などを有する。
寺島蔵人邸跡
旧加賀藩450石の藩士・寺島蔵人の旧邸。
石川県金沢市大手町10-3
夕顔亭
兼六園内の瓢池にかかる日暮橋の左手にある茶室。かつては滝見御亭と呼ばれていたとおり、瓢池に落ちる翠池を見るのには最適の位置に建っている。茅葺きの屋根で、佗びた趣の外部に対して、内部は朱塗りの壁になっており、茶室にしてはあでやかなほど美しい。非公開(障子があいている時は外から見られる)。
喜多家住宅
元禄時代より150年余り種油屋を業としていた喜多家の住宅。建物は総瓦葺き2階建てになっており、格子窓や13.5mもある玄関の大戸につらなる通り庭などは時代劇に出てくる商家そのもの。重要文化財指定。