赤目四十八滝
滝川上流の滝と淵と早瀬の連続する渓谷。特に赤目五瀑と呼ばれる5つの滝は壮観。山桜・紅葉が見事。赤目の由来は、役の小角(えんのおづぬ)が滝に向かって行を修めていると、不動明王が赤い目の牛に乗って出現したという伝説から来ている。また、赤目四十八滝の名は、数が多いことを表しているとも、阿弥陀仏が法蔵菩薩の時代、四十八願をたて五劫(ごこう)の思惟(しゆい)をこらし修行を成就したしたことからこの名がつけられたとも言われている。滝の名にも、仏名にちなんだものが多く見られる。赤目の自然景観を一大曼荼羅図(まんだらず)に見立て、大日如来を中心として、妙法山の阿弥陀如来を配していることから名付けられたもので、四十八滝を全周することで諸願が達成されることに通じると考えられている。また、この地を修行の場として多くの忍者を輩出したことも伝えられている。入山口にある滝寺『延寿院(えんじゅいん)』に安置されている赤目不動尊は、日本不動三体仏の一つ。近くにある護摩(ごま)の窟(くつ)は、弘法大師が護摩を修したところと伝えられ、現在は大師の像が安置されている。
香落渓
青蓮寺川の奇勝で柱状節理が見事。山吹・紅葉の名所。
白藤滝
滝川上流にあり、藤の花と紅葉の時期が特に美しい。
岩倉峡
渓谷美。秋には紅葉がすばらしい。キャンプ場が併設している。
岩谷峡
木津川上流で風光明美、夏はキャンプ、釣りなどが楽しめる。
馬野渓谷
桜・藤・紅葉が清流に映え見事。アマゴ釣が楽しめる。