京藤甚五郎家(今庄宿)
塗籠の外壁と赤みの強い越前瓦の屋根の上に、うだつ(卯建)の上がっているのが特徴である。厚い土壁や土戸に周囲が覆われた土蔵づくりで、燃えやすい木の部分が外に出ないように建てられており、屋根には隣から火が移るのを防ぐ卯建や、二階部分には袖卯建があり、完全な防火構造になっている。水戸天狗党の一行が宿泊し、浴したというエピソードや、刀傷をつけた柱が残っている。
万葉館
万葉集に残されている、中臣宅守(なかとみのやかもり)と狭野弟上娘子(さののおとがみのおとめ)との間に交わされた恋の歌を中心に展示したテーマ館。「万葉集のロマンと恋の歌」をコンセプトにつくられており、古代のロマンに触れることができる。