壱岐神社
1281年(弘安4年)弘安の役で戦死した小弐資時を祀った神社。昭和19年に本殿が造営。1500年の歴史を持つ壱岐の神社の中では最も新しい神社。「ショウニイさま」と呼ばれる石積みの塚が資時の墓であることがわかったのは明治31年のことで、600年以上も語り継ぎ守ってきた地元の人々の信仰心が形になった。300円の猫恵比寿のおみくじがかわいい。
安国寺
足利尊氏が平和祈願のため全国に建立した。樹齢1000年の大杉と数々の寺室がある。特に高麗版大般若経588巻は日本でも重要な文化財である。
聖母宮
神功皇后三韓征討にまつわる行宮の地で皇后を祀る。創建時期は奈良時代と言われている。門は文禄の役の時に加藤清正によって寄進された。のどかな牛の石像は名工山内利兵衛の作。また、神社所蔵の茶壺は「天正20年」(1592)の古唐津焼で、口が欠けているものの学術研究上大変貴重なもの。秋には、聖母宮大祭が行われる。
新城神社
元寇の役で一族諸共自害した守護代平景隆公を祀る。壱岐の守護代、平景隆の本陣。樋詰城跡にある。
報恩寺
境内に県天然記念物のモクセイがある。
国分寺
741年(天平三年)に全国に国分寺創建の詔が発せられた。壱岐では1738年,現在地に再興。かつての国分寺跡は県の史跡。本堂には本尊の他に弘法大師像が安置されている。この像は60年に1回だけ開扉される秘仏である。
長崎県壱岐市芦辺町国分村触
(2) 芦辺港からバスで(国分・当田経由芦辺港線のバスに乗り「国分」で下車)
(3) 郷ノ浦港からバスで(国分・当田経由瀬戸行線のバスに乗り「国分」で下車)
(4) 郷ノ浦港から車で
住吉神社
名神大社に列せられた古社で,岩戸神楽が有名。
男嶽神社
男岳山頂近くの神社。猿田彦命が祭神。家内安全、合格祈願、子宝祈願など、願掛け、成就に奉納されたものである。最初は牛の健康、繁殖を祈願し石牛を奉納していたと言われる。今では石猿が多く200体を超える石猿が石壇上に並ぶ。男岳は山自体が御神体で人は入山できなかったが、現在では車で行くことができる。境内には展望台も設けられている。
白沙八幡神社
壱岐七社の一つ。応神天皇、仲哀天皇、神功皇后仲姫之命、仁徳天皇。武内大臣、玉依姫を祭神とする。鬱蒼とした境内と重厚な社殿が、壱岐有数の客式を物語っている。江戸時代に平戸藩主第29代松浦鎮信が奉納した三十六歌仙の板絵が有名。
国分寺
かつては朝鮮からの使者を接待する館もあったが,山門を残すのみである。
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