峰岸家の水車の創設は、文化5(1808)年頃。大正8(1919)年に大改造されている。水輪の直径約4.7m、幅約1mの下掛け式の製粉用大形水車である。歯車は特徴的な寄せ歯歯車と呼ばれ、水輪の両側に作業機のある両袖型。規模、型式ともに武蔵野を代表する営業用水車であり、精密な歯車や杵構造等がそのまま保存されている例は全国でも稀である。