国際基督教大学・桜並木
国際基督教大学は、戦後1949年に学問、キリスト教、国際性を教育の使命として正式に創立された。 正門を入ると戦時中に中島飛行機三鷹研究所だったことを偲ばせる幅広の直線道路が約600メートル続く。その両側に大きな桜の木が並び、春には他では類の見ない見事な花のトンネルになる。通常は関係者以外立入り禁止のキャンパスだが、この時期は大学の厚意で桜並木の部分が開放される。
東京都三鷹市大沢3-10-2
玉川上水
江戸時代に、玉川兄弟(玉川庄右衛門・清右衛門)が江戸の水源を確保するために私財を投じて工事を行い、1653年(承応2年)4月4日開削工事開始、同年11月15日開削工事完了。翌年1654年(承応3年)より江戸市中への通水が開始された。 羽村(現在の東京都羽村市)から四谷大木戸(現在の東京都新宿区四谷)までの43kmが露天掘りで、四谷水番所からは木樋や石樋などで地下水道となっていた。 江戸の飲料水の貴重な水源であったが、1722年(享保7年)以降の新田開発によって多くの分水が開削され武蔵野の農地へも水を供給し農業生産にも大いに貢献した。(代表例、野火止用水、千川上水) 1870年(明治3年)4月15日より玉川上水は船の通行が許可され、多摩地区からの農産物を東京市街へ運搬していた、しかし東京市街の飲料水としても利用される玉川上水は船運による汚染が問題となり1872年(明治5年)4月15日、許可後2年間で禁止された。 三鷹駅改札口を南側に出て、駅東側階段を降りて正面が玉川上水で、南側の歩道に沿って歩いて行くと、最初の橋が紫橋で、昭和23年6月に太宰治が入水自殺をしたのは、この橋の手前あたりではないかといわれている。当時は「人喰い川」といわれるくらい急流だったそうである。