ドンデン山
ドンデン山は、鈍嶺(どんでん)で頂きの円い山の意味。一の段(大滝山)、二の段(山荘)、三の段(尻立山)をへてドンデン池に至る広大な高原状のシバ草原。草原を成立させるためには二つの条件が必要である。ひとつは年平均気温が摂氏13℃で温帯気候上部(ブナ帯気候)であること。ふたつめは牛馬が放牧され、休みなく牛馬によって喫食(きっしょく)されていること。ドンデンシバ草原は1000年以上の放牧の歴史がある。シバ草原は喫食により純度と均質度が極めて高く日本を代表する典型的なシバ草原。点在する低木林は、ハクサンシャクナゲ、レンゲツツジ、ウラジロヨウラクなどの有毒のツツジ科直物は喫食されずに純度を高め、草原を彩る美花の三代標微種となった。
新潟県佐渡市椿
(2) 白瀬登山口(両津港からバスで20分)から山頂まで約4時間●北五十里登山口(両津港からバスで15分)から山頂まで約4時間
(3) 石花登山口(両津港からバスで115分)から山頂まで約5時間●入川登山口(両津港からバスで125分)から山頂まで約5時間
金北山
佐渡最高峰の山。標高1172m。もともと北山と呼ばれていたが、1601年に佐渡金山が発見され、初代奉行の大久保長安によって「金北山」と名付けられた。女人禁制の山で、山に登ったおばあさんを神様が蹴落としたという伝説や、実際に奉行所から「叱り置く」という罪になった人もいる。山頂付近のブナ林は見事で、海府側は強風に耐えている樹形、国仲側は真っ直ぐ伸びていて対照的。また、山頂には金北山神社があり、沿道にはカタクリ、シラネアオイ、ショウジョウバカマ、ヤマエンゴサク、サンカヨウ、エゾアジサイ、フキノトウ、タムシバ、ミズバショウなどが咲く。
妹背山
妹背山(いもせやま)は、春には桜、秋には紅葉と季節を問わず美しい景観が広がる。近くには度津神社、佐渡植物園、羽茂温泉クアテルメ佐渡、ステーキハウスボアール妹背等あり散策後も楽しめる。
諏訪山・城ヶ平
【諏訪山】畑野地区の集落の南側に位置する諏訪山には、国見平と呼ばれる広い平坦地があり、その名のとおり国仲平野が一望できる。【城ヶ平】小佐渡山脈の山ふところ、国仲平野を見下ろす標高150mの丘「城ヶ平」は、真野湾・両津湾を見渡す展望が素晴らしい。山頂には、農民一揆(いっき)を率い、打ち首にあった島民ら26人がまつられる「佐渡一国義民殿」がある。
紅葉山
小佐渡の中央に並んでそびえる男神山(標高497.9メートル)と女神山(標高593.3メートル)には佐渡の稲作の祖と言われる「三助・お菊」が祀られています。その南側の傾斜が紅葉山公園へと連なり、紅葉の名所として知られています。*岩首線は1日に3本。バス時刻にご注意ください
妙見山
新保登山口(両津港からバスで25分)-山頂まで5時間